名古屋ウイメンズマラソンの時期が来ると
思い出す
そう、運動大嫌い
歩くの大っ嫌いな私が
第１回に出場して完走した
私の人生で一番頑張ったあの日
（出産より大変でした）
ブログを読み返してみると
まだまだかっこつけなまゆゆがいたんだね
結構ぶちまけて書いたように思ってたけど
思ってただけだったなんて
まずはこちらを読んでね
いい家族に見えるよね
私は走りながら
絶対離婚してやる
そう思って走ってたなんて
全く書いてないんだな
書いたつもりでいたのかな？
妄想か
一緒に走った友人家族は
何日も前から下調べして
どの地点で応援して、次のポイントは
って家族総出で応援張り切ってたのよ
我が家はというと
ドームまで送ってくれるのかと思いきや
送ってくれない…
これから走るのに
ドームまで歩いて行ったんだから
応援も気が向いたら…みたいな感じでさ
そりゃ私が勝手に走るんだから
でもさー応援して欲しいじゃんねー
何キロとかもう覚えてないけど、
大塚屋の近くからもう足は重くなってて、
栄の歩道橋近くに行けたら行くって
パパさん言ってたからそこまでは頑張ろうって
思ってたの
（練習中に足を痛めて医者からは走るのは勧められないと言われていたのよー）
どこだろう
どこだろうって
キョロキョロしてたんだけど
見つけられなくって…
来てないんだ
ガーンって感じでね
って感じでね携帯持ってたから
電話してみたのよ
そしたら
さっきから電話してるのになんで出んのだ
って言ったんだよ！
こっちは走っとんじゃ
イライライライラ
更に
今どこだ？
栄の歩道橋過ぎてもうすぐ日銀
って言ったら
はぁ？
もう過ぎてるわ
じゃ帰るって
ガチャン
ツーツー
ねーねー
ここからこのテンションで
よく走ったと思わん
イライライライラ
そして悲しい
離婚だ
もう絶対離婚だ
そしてどんどん足は動かなくなり
のちに筋肉が剥がれてますと言われたが
もう走るのやめようかな…
何度思ったか
でも、自分からやーめたって
なんか嫌で
タイム制限で切られるまで
それまでは頑張ろうって
ムシャクシャしてたんだけど
タイムは気になるし
次のポイントまで何時に着けばいいのか
それが聞きたくて
仕方なくパパに電話
30キロと35キロその都度
電話して教えてもらって
40キロまで来た時
ほんとにあともう少しなのは
わかってるけど
もう無理…
ここまでか…
ここまで来たのに…
やっぱり
パパに電話
もう無理だわ…と。
41キロ地点にいるから
もう少し頑張れ
ええっ来てくれたの
30キロだったかで電話した時
家にいるって言ってたから
テンション上がったよね
また、来てくれたんだ〜
嬉しかったんだもん
41キロまで行く〜
足を引きずりながら
パパさんと息子の顔が見えたー
ほらっ
ここはさ
ドラマだったら
最高に感動するシーンな訳よ
と
こ
ろ
が
よ
・
・
・
息子が一言
（当時低学年）
かぁさん、はしってないじゃん
あるいてるしー
む、息子よ…
かぁちゃんここまで来るのに
うっうっうっ
息子にはかぁちゃんの頑張る姿を
見せたかったのだ…
息子の隣にいた
見ず知らずのおばさまが
ぼく〜お母さんここまで来るのに
いっぱい頑張ったんだよ
って
おばちゃん〜
抱きしめたいくらいありがとう
不思議だよね〜
家族の力って偉大だわ〜
40キロ地点ではもう足は
ほんとに動かないくらい
しんどかったのに
パパさんと息子を見たら
ゴールまで走ったんだよね〜私
しかも沿道の方々とハイタッチしながら
そしてね、
ゴールした瞬間
まゆみ〜
って聞こえたの
あの広いドームでだよ
そして、すぐに見つけたの
パパが手を振ってくれてる
（書いてるだけで泣けてきた…）
凄くない？
だってさっきまでドームの外にいて
きっと私がゴールする瞬間を見るために
41キロポストから
ドーム内まで急いで駆けつけてくれたんだよね
どこにいるか知らないのに
目に飛び込んできた
走ってる時は
離婚だーって思ってたけど
家族の顔見た途端
凄い力が湧いてきた！
私が家族愛に目覚めたのはここからだったな
それまでは
こうして欲しい
あれしてくれない
私の理想はそうじゃない
スッゲー傲慢だったと思うよ
でもそれも喉元過ぎればで
また忘れちゃう
そしていろんな出来事で
また思い出して
その繰り返しだよね
繰り返しの中に
成長があってさ
いろんなことがあったけど
今が幸せって思えるって
いいよね〜
最後はのろけかよ
この日は今まで生きてきた中で
喜怒哀楽を
感じまくった1日だったなー
走るって
自分と向き合うことなんだね
自分と会話してるもんね
毎年この季節に思い出させてくれてありがとう