こんにちは。今日は恩田陸さんの「spring」の感想です。個人的に私は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」がとてもとても大好きです。なので今回は同じような芸術をテーマにしたこの作品が発売されてとても楽しみにしていました。

 

 「蜜蜂と遠雷」はピアノがテーマでしたが、今回の「spring」はバレエがテーマです。一人のHALという男の子がバレエに出会い、そしてバレエを踊り、のちに振付師となりながら、同時にダンサーとして生きていく物語。

 

 天才バレエダンサーとはこういう心境なのかなと思うところがたくさんありました。自分の身体の動きでその感情を表現する。切なさ、憤り、喜び、エロティシズムなど。

 

 

 バレエ、劇場に足を運び肉体美とともにそこで踊るダンサーを間近で感じたくなる一冊でした。