今週研修を行った某社ビル

ここの会社は東証一部上場の企業ですが、グローバルに名前が知られているわけではありません。

しかし、私はこの会社の風土がとても好きです。ラブラブ

社員の皆様がとにかく真面目で物事に真摯に取り組みます。
気質はのんびりしていますが、立場や役割に関わらず、お互いに対する思いやりを感じます。


今回はコア人材として活躍中の女性女の子の研修。

目的はリーダーシップコミュニケーションの習得でしたので、コーチングをメインに研修を実施しました。

デモンストレーションを何度かやるので、その度に参加者の方に協力していただき、生の課題を取り上げました。

多く出るのは人間関係、それも上司達の問題が表出することが多いのですが・・・・

誰ひとりとして

それを上司のせいにしないのです。


「ひどい上司だなあ・・・ショック!」 なんて思ってしまうくらいの出来事があっても

私の(私たちの)対応にきっとまだ課題があるに違いない

と本当に考える方が多いのです。

私だったら、きっと・・・・

A部長のここが悪いむかっ

B課長の判断が間違っているむかっ


なんてまず考えてしまうかもしれません。

交流分析を開発した エリック・バーン の

他人と過去は変えられない

という言葉は有名です。

まさにその通りビックリマーク

いくら「他人が悪い」と他責にしたところで、他人をこちらの都合の良いように変えることは不可能。

自分自身の対応を変化させることで相手が変化してくれる可能性は、ないわけではありません。
そこにしか可能性はないのです。


この会社とは10年弱お付き合いさせていただいていますが、社員の皆さんはそのように考える方が多いように感じます。

この時思い出すのが、グローバル企業飛行機として、全世界の多くの人が知っている某社のこと。

以前研修に伺った際、驚いたことがありました。

みんながみんな、悪いことは「人のせい、会社のせい」にするのです。

環境が悪いのは全部人のせい。


そして、お互いの良さを認めるというより、お互いの足りないところを見つけてそこを厳しく指摘して
「私ってデキルでしょ」という得意げな表情をなさるガーン

あまりにひどいなと思い、何人かのコンサルタントに伺ったところ

あそこ(その会社)は他責の文化だからね得意げ

上から下まで他責が染みついているとのことでした。

素晴らしい事業をやっている企業で優秀な人材も揃っているのに何と勿体ないことと感じました。

その後も報道等でその企業のニュースをしょっちゅう目にします。
厳しい環境の中、苦戦を強いられている様子です。
他責の文化はその後どうなっているのかなとちょっと気になっています。

今後をよりよく生きるためにも、自分が幸せになるためにも

起きた問題を自分事として捉え、よりよい未来にプラスにしたいものです。ニコニコ