和歌山県と奈良県の県境
奈良県側にある玉置(たまき)神社は
同じ奈良県の天河大弁財天社から
車で山道をクネクネ進み
さらに1時間30分かかります
途中に谷瀬の吊り橋
という観光名所もあります
この吊り橋は日本でも
最大級の長さを誇る鉄製の吊り橋で
一度私たち家族で
この吊り橋を渡ったこともあります
その時は子供たちと一緒に
私も渡ったのですが
木の板の隙間から下が見え足がすくみ
皆でキャーキャー言いながら
楽しく渡った覚えがあります
その吊り橋からさらに奥に進むと
秘境と呼ばれる十津川温泉に着きます
そこからさらに玉置山を登ると
玉置神社にようやく辿り着きます
私と母は玉置山の山道を
車でクネクネ進んでいると母が
「大きな龍神様が守られているね
とても強いお力の龍神様よ」
と話しました
その後、対面通行ができないような
狭い山道での運転に
集中していた私でしたが
ある場所のカーブを曲がると
助手席で目を閉じていた母が
突然目を開いて
「あっ!次ストップ!!」
と言うのです
その声を聞いた私は『何事?』
と思って車を停めました
そこには祠と滝が見えました
一応車を停める場所もあるので
そこに車を停めて車を降りました
そこで母が
「瞑想してたら滝があって
大きくてお力の強い龍神様がおられ
ここを守ってらっしゃるのを感じたのよ
ここの事ね、凄いよ」
と言いました
そして私と母は道路を渡り
その祠に向かいました
近くに行ってみると
思った以上の滝の音と迫力で
この時は歓迎されているのか
虹も掛かっていました
その光景を見て私は鳥肌が立ち思わず
「凄いね~」
とつぶやいていました
その時周囲には誰もいなかったので
良かったのですが
母は滝に向かって突然大きな声で
龍神祝詞を上げだしました
龍神祝詞を上げ終わると最後は
両手をバンザイするように上げて
いつも龍神様が母に入られる時の
掛け声と同じように
「ほーぅ!ほーぅ!ほーーぅ!!」
と言って手を合わせるのです
そして私も母に倣って
龍神祝詞をあげていると
虹も見えていたような空模様だったのに
突然雨が降りだしたのです...
この記事は、長女🍁かえでが書いてます