戸隠神社・奥社
でのご祈祷は
予約が必要なので
普段は母がお参りに行かせて頂く時は
必ず前日までに予約させて頂きます
しかし、この時はその日の朝に
急遽お参りに行くことに決まったので
朝電話して一時はすでに
予約がいっぱいと言われたのですが
なんとかキャンセルがでて
ご祈祷して頂けることになったのです
ちなみにご祈祷の初穂料は
普通の神社では大体五千円以上の
所が多いですが
戸隠神社の奥社は
一万円以上となっています
奥社の本殿は
岩を一部利用して作られており
中に入るとひんやりとして
とても静かで
身が引き締まる独特の空間なんです
私たちは他の神社でも比較的多く
ご祈祷していただく方だと思いますが
この戸隠神社の奥社でのご祈祷は特別で
いつもとても幸せな気持ちになります
他の多くの神社では他の方と一緒に
ご祈祷していただくのですが
戸隠神社の奥社では同じグループだけで
ご祈祷していただけるので
母と私の二人だけでの
ご祈祷空間になります
私はこの時、霊能者の先生に以前
お聞きしたことを思い出していました…
「神様と向き合い
腰を据える気持ちで
頭を無にして
そして難しいけど
内側から自分を見つめるのよ」
今は一人でのお参りではないけれど
こちらでのご祈祷では
ゆっくりと神様と向き合えます
善光寺で引かせて頂いた
閻魔大王おみくじの事も思い出し
私はまずは名を名乗り
この奥社にお参りに来させて頂いた感謝をし
頭の中を無にして
神様と向き合う気持ちで
手を合わせ椅子に座っていました
しばらくすると神職の方が
太鼓をドーン、ドーン…
と叩かれてご祈祷が始まりました
何も考えず無になるというのは
とても難しいことなんですが
私は自分が石になるような気持ちで
心を無にしていました
すると目の前の本殿に
真っ白な着物をお召しになった
髪の長い神様
を感じたのです
驚きというよりボーッと見とれる感じで
『長髪だ…
上下真っ白な服だ…』
と思って見ていました
そして気がつくと神職の方から
玉串奉奠をして下さい
と言われ我に返り
もう一度神様が
いらっしゃった方向を見ると
もう神様を感じることが
できなかったのです…
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