最初は信頼していた
占い師のS先生は
だんだんと言動が怪しくなり
最終的には行方不明に
なってしまいました
その話をいつもお世話になっている
霊能者の先生にしたところ
「キツネが憑いたんじゃないかな?」
と言ったのです
その話を聞いた私はよく考えると
確かにS先生は目がつり上がり
美しかったお顔はキツネのように
なっていたのを思い出したのです
私はまだその当時は
稲荷神社の眷属神の狐様と
S先生に取り憑いていてまやかしている
キツネの区別がついていなかったので
先生にこんな質問をしてしまったのです
「それは稲荷神社の狐様と同じですか?」
すると先生は
「そんな訳ないじゃない!
稲荷神社の狐様は眷属神として
神様のお使いをしている立派な狐様!
そんなふうに人に取り憑いて
自分のことをククリヒメ様の
生まれ変わりだなんて言わせるキツネは
神様のお使いのなれなかったはぐれキツネ
このようなキツネなどの怪しいものは
案外たくさんいるものなのよ」
私は『はぐれキツネ』と言う
言葉を初めて聞いて
「そんなのがいるんだ…」
と驚いていると先生は
「キツネだけじゃないのよ
『騙し龍』って言って
神様のお使いになれなかった龍もいるのよ
はぐれキツネや騙し龍は
小さな願いならパッと叶えるお力が
あるものもいてね
最初は憑いた人も
神様のお力がついたと思うんだけど
最後は怖いんだよ
魔が入ってそのせいでいなくなった人を
私は何人も知ってるよ
だからそんなおかしなものに
取り憑かれないように
ちゃんと神様に手を合わせないとね」
と教えていただいたのでした
稲荷神社の眷属神の狐様へ
はぐれキツネと同じと思って
しまいごめんなさい
この記事は、長女🍁かえでが書いてます