またまた塩についてです。

塩と言ったら高血圧、高血圧と言ったら塩の方程式が出来あがっていますが
誰にでも=とは、当てはまりません。

なぜなら、塩分保持能力と言って、そのまんま、塩を蓄える能力が高い人のみが対象になります。

塩分保持能力が高い人は降圧剤が良く効くのが特徴です。

昔、ルーツって言うドラマ見た事がありませんか?30年以上前だと思います!

アフリカで奴隷として捕まりアメリカへ連れてこられたキンタクンテの話です。

その時にアメリカまで渡ってこれたアフリカ人は塩分保持能力が高いために生きてアメリカの大地を
踏む事ができました。今でもその子孫である人達は保持能力が強いため高血圧の人が多いのです。

しかし、彼らは塩分を排出しにくい体質の為に奴隷船の船室の暑い部屋で過ごしても、
生きてこれたのです。

捕まり港に集められた時に、約3分の1が、奴隷船で運ばれている間にも3分の1が息絶えたそうです。


すると、アフリカ人は塩分保持能力が強いのか?

と思いますがそうでもないみたいで、
生き残った人が偶然保持能力が高い人のみが生き残っただけだそうです!

日本人の高血圧の大半は神経緊張が強くて血流が悪い人がほとんどで、
真面目な性格、食生活の乱れ、ストレスが原因でしょうね!

米国の国民健康栄養調査 25~75歳の20万7729人を対象としたデータです!

男子 1日の塩分摂取量2,64g~11,52gの四段階の全死亡率

女子 1日の塩分摂取量1,70g~7,89gの四段階の全死亡率

食塩摂取量の最も少ないグループが最も死亡率が高く、
最も多いグループの死亡率が最も低いと出ました。

また、心臓、脳血管系による死亡率も食塩摂取量の少ないグループの方が高かった。

以前から食塩制限によって起こるレニン、アルドステロン等の異常な亢進が血管系等の障害を起こす
可能性を指摘している学者も一部にはいたそうです!

次回は日本の塩と高血圧について書いてみます!