風邪を引いて熱があるときの梅干しって本当、世の中でこんなにおいしい物があったのか!
と思うほどおいしい!おにぎりに入っている梅干しも好きだがこの時ほど感動はしない。

なぜすっぱくて塩辛い梅干しがおいしく感じるのか?
今回はこのことについて書いてみます。

おいしく感じるのは体が欲しているから、しかし塩辛い食品は血圧が上がるのであまり摂取
しないように指導されてます。本当でしょうか?
なのになぜ?

この答えが自律神経で説明できます!
また、欲しいという本能は本当に必要な物を的確に指摘します。

ちょつとややこしいお話を一つ。
風邪を引いて免疫が働きだすと発熱してきます。リンパなどが働きやすいように体温に上げます。
すると咳、鼻水などの症状も表れます。

この時、大人より子どもの方が症状が強く出ます。
子どもは普段から副交感神経が強く働いています。これは成長するために消化、吸収が
大事な時期だからだと思います。
しかし、裏目にでることもあります。
副交感神経が強く働くということは症状も強くでます。
そのため子どもは風邪をひいて発熱するとグッタリするのです。
そんな時、すっぱくて塩辛い梅干しを食べると交感神経を刺激します。
(一時的にストレスを与えることのなります。)
交感神経は副交感神経の反対の作用をするため強く出た症状を抑え違和感を軽くしてくれます。

面白いですね。身体は知っているのです。
発熱、咳、鼻水などは風邪を治すためには必要だけど症状が強すぎるのもかなわん!
そこで塩分濃度を上げ交感神経を刺激して調節していたのです。

昔の日本人の知恵はすばらしい。知れば知るほど奥が深い!
身体はもっとすごい!生命誕生から38億年の知恵が我々のDNAには刻み込まれています。
そう思うと、ちよっと生き物ってすごいと思います!