毎度おなじみ、「いぢめる?」で有名なシマリスくんが1週間の株式市場を振り返るコーナーです。「投資は自己責任」なんて言葉もおこがましいほど当たりません(ノД`)・゜・。 まあ、論点整理にはなるかもですが。
今週の日経ヘイキンズさんは先週末比393円安の2万749円と、4週連続で下落しました。
さて、日経記事を振り返ってみます。
「売りの最悪期」とは聞き慣れぬ言葉ですが、「セリング・クライマックス」というとわかりやすいでしょうね。この記事による、。セリング・クライマックスは経験則上、時価総額全体の1日の売買代金が1%前後であったそう。ところが、3月6日の売買代金比率は0.51%どまり。まだやと。
>典型的なセリング・クライマックスでは、「売る側」には単なる弱気派や、機関投資家のリスク管理上の強制売却、下落に賭ける短期筋の空売りが加わる。これに「長期では買い場」とみた投資家や短期反発を狙う投機筋の買い注文がぶつかり、売買が膨らむ。この課程で買いが売りを吸収してしまうと、需給が売り優位から買い優位へと転換する。振り返ればそこがクライマックス、下げの最終局面となるわけだ。
ところが、「実需の売り」にブレーキをかける日本の特有の要因が日銀のETF買いで、目先の株価下落に歯止めをかけられる半面、「セリング・クライマックスを遠ざけてしまう副作用をはらむ」
いや、はっきり言った方がいいですね、日銀の買いは今はすべて「外国人投資家のエサになる」と。
もう1本気になったのが、
>2月第4週の現物と株価指数先物の合計の売越額が1年4カ月ぶりの大きさになり、年初からでは2兆円を超えて、アベノミクス相場後の累計買越額はポークの約10分の1となった。株安に歯止めがかかっても、積極的な日本株買いは広がりに欠けそうだ。
この記事の気になったのが「アベノミクス開始後の日銀買いは26兆円を超える」というもの。まあ、最近は毎年6兆円買っているわけだからそのくらいになるのはわかってましたが、こう改めて数字を出されるとすごいね。
この人の推測では日銀の平均購入価格は1万9142円らしい。さすがにこの水準が「アベクロ国防軍」絶対国防圏といえそう。この数字まで下落すれば、法律を曲げてでも何か奇策を打ってくるでしょうよ。
さて、これだけ相場が下落しているのに、なんでシマリスくんが落ち着いていられるかって?
ふふふ、手を打ったのだよすでに。ほぼヘッジできますた。どうしたかというと、
① 相場が反転したらなんとか取り戻せる分の含み損を残して損切りした。
② その資金で、日経ヘイキンズが下がれば理論上その2倍上がる「日経ダブルインバース」を、日経ヘイキンズが上がった日に総資金の3分の1まで(←ここ重要)全力買い。
こうすることで、持ち株が下がった分だけ日経ダブルインバースが上がるため、日々の損失は膨らみません。てか、先週末より20万円ほど投下資金が増えましたよ(^_^)
問題は今後どうするかですが、セリング・クライマックスか、アベクロ国防軍の絶対国防圏に接近したら、そうならなくても3月末になればいったん、日経ダブルインバースをすべて売却しようかと。日経が上がったら上がったでいいし。
なお、日経ダブルインバースは、以下の点に注意が必要らしい。配当権利落ちも響きます。
・特に原指標が上昇・下落を相互に繰り返す場合、複利効果によりインバース型指標が逓減していくという特性があります。
・中長期にわたって投資をする場合、原指標の変動率とインバース型指標の変動率の乖離が大きくなる可能性がありますのでご留意ください。
どういうことかというと、
例(10円下落 翌日10円上昇の場合)
基本値(100)+(−10)+(10)=100→日経ヘイキンズ
基本値(100)×(0.9)×(1.1)=99→日経インバース
日経ダブルインバースはその2倍で減価していきますからね。
だから、よい子はまねしないでね。するわけないか(´・ω・`)