こんにちは星

 

札幌への旅から戻り、

次の「きくちゃん」の話を描き始めました。

 

すると、

もうすぐ仕上がるタイミングで、

ある方からご連絡をいただきました。

 

この方は私が唯一知っている

「きくちゃん」の読者さんです。

 

その方は、

作品へのあたたかい感想を

添えて下さった上で、

「小さな文字が読みにくいお年頃なので

拡大しながら読んでいます」

と、ユーモアを交えながら、

最近は読むのに時間がかかってしまうことを

正直に伝えて下さいました。

 

「スマホでも読みやすいようにすると、

あたたかな光がもっと届けられるのでは」

そんな励ましのアドバイスでした。

 

絵も上手ではないし、

怖くてたまらないけれど、

自分の中で生まれた物語を、

この世界に届けてみたい。

見つけた人が読んでくれたら、と、

アナログな自分がなんとか始めたブログ漫画。

(漫画のセリフも手書きで。)

 

2020年に始めた頃は、

文字をはっきりと書き、絵の濃度も気を配って、

少しでも読みやすいようにと載せていました。

 

それが、最近は、

鉛筆画に変更したということもありますが、

文字も絵もぼんやり、

あたたかいものをお届けしたいのに、

心細さや自信のなさをお届けしてるようでした。

お恥ずかしいのですが、

実は前話はまさに心細い日々の中で描いていて、

描いている最中の心細さがそのまま、

薄い文字、絵に表れています。

 

「今回の話はもうできあがるところだし、

いつも通りいったん載せよう。

でも今後、見やすく進化するには

新しい勉強が必要かも…」

 

ドキドキしながら、

今回の札幌旅でお友達になった方の、

妹さん(デジタル画に詳しい素敵な画家さん)から、

どのように絵を描かれているのかを

教えて頂き、自分でも調べ始めました。

 

が、

調べていくうちに、

アナログが安心だった私は、

さらにドキドキ、不安でいっぱいに…。

 

「どう進んでいいかわからない…!」

 

そして

感情を解放しながら浮かんだのは、

 

「一気には無理でも、少しでも進化を…。

そうだ、書き文字をフォントにする?」

 

でした。

いきなり素晴らしいデジタル画が無理でも、

今のパソコンでできることがあるはず。

先ほどのショックがよかったようで、

あんな難しいことに比べたら、

なんとかできそうな気がしてきました。

 

絵も、鉛筆にペンを重ねて、はっきりと。

(実は最近、ペンに戻そうかと思ってもいました。)

次回じゃなく、今回すぐできるベストを。

 

そんなこんなで、

少しだけ進化した84話ができました。

 

私は最近、

ぽん、と作品を置いておくだけで、

ご覧いただく方への思いやりを忘れていた気がします。

 

 

先日の札幌の姫乃宮亜美先生のトークイベントでは、

お菓子に添えられていた音符柄のナプキンルンルン

(ハープ演奏家の方々がご参加されていました)や、

「コーヒー」「紅茶」の二種から選ぶ飲み物が

スムーズに運ばれるように作られた、

かわいい花柄のカードなど、ピンク薔薇

会場は隅々まで来場者への優しさ、

やわらかなご配慮でいっぱいでした。

歓迎されている安心感。コーヒークローバー

 

そんな優しさを、

私も灯せたら、

と思います。

 

そして、

伝えないで通り過ぎることもできるのに、

「読みづらくなってますよ」と

教えて下さった方の愛。

深く感謝しています。

 

何かをお届けする時は、

まっすぐお届けできますように。

これからも、気づきながら、

成長していけたらと思います。

 

読んで下さり、ありがとうございましたヒマワリ

 

 

(追記)

音符柄のナプキンをご用意下さったのは林崎由美子マネージャー様、

花柄の飲み物カードをご自身のアイデアで作って下さったのは札幌のイベント事務局の小林香様でした。

札幌旅から戻ってから知りました。

あたたかいおもてなしに感謝申し上げます。