俵薬師に登場する主人公は嘘で塗り固めた人生をのうのうと送ってます。
そんな物語からの盗作。
昔むかし、摂津の国に元彦丸という国頭がおったと。
元彦丸は激高型で役所の部下を昼となく夜となくこき使っておったそうな。
ある時、これをみかねた局長がお畏れながらとおかみに訴え出た。
いち早くこれを察知した元彦丸、側近に命じて犯人捜しをしたよ。
そうして犯人を特定し、訴えは嘘八百、役人失格とはやばやと断罪処分をし、火消しに躍起となったもんだ。
局長はこの告発者潰しに一死をもって抗議せん、と自らの命を絶ったよ。
これらの事が国頭にふさわしくないと、一旦はその座を追われたもんだ。
しかし、悪党の橘氏という豪族が、世間にあることないこと騒ぎ立て、嘘を並べて元彦丸の擁護をしたよ。
そうして帰り咲いた元彦丸はその後、一切自分の非を認めず、朝廷から、お前の言っている事は国の法に従わないという事であるゾ、と言われても、いや、ま、あのう国頭の己がすべてを決めるのじゃ、と取り合いません。
国の法度では犯人捜しはしてはならぬ、との定めがあるけれど、それを解せぬ元彦丸、様々な解釈があると国の法をねじまげたもんだ。
虚偽妄動につられて、国の法を無視する国頭を選んでしまった庶民が哀れでなりませぬ。
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原作の俵薬師の主人公は嘘を並べて人殺しも平気の平左、悪党がのさばる物語となっています。