音の強弱・大小 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

和太鼓の表現はさほど広いものではないと思います。

 

1台の和太鼓から出る音は笛などのメロディー楽器と違い、ほぼ1種類。メロディーは奏でられません。

 

そんな中、和太鼓の重要な表現の一つとして音の強弱があります。

強弱が連なるとリズムになります。

 

4分の4拍子は

ドントントントンドントントントンドントントントンドントントントン

4分の3拍子は

ドントントンドントントンドントントンドントントン

4分の2拍子は

ドントンドントンドントンドントン

 

和太鼓は右左で打つ事が多いので、右=ド(強)、ト(弱)

 左=ゴ(強)、コ(弱)で表現すると

 

4分の4拍子は

ドンコントンコンドンコントンコンドンコントンコンドンコントンコン

4分の3拍子は

ドンコントンドンコントンドンコントンドンコントン

左右交互だと

ドンコントンゴントンコンドンコントンゴントンコン

4分の2拍子は

ドンコンドンコンドンコンドンコン

 

となります。

 

強弱の打ち分けは大事な表現ですが、和太鼓の場合あまり重要視されてこなかったようにも思えます。

 

とにかく大きな音を出す出せるのが目標になったり、大迫力こそ太鼓の醍醐味と大きな音を出し続けるのがよしとされたり。
 
繊細な音を愉しむという和太鼓は希少かと思います。
 
ところで音の強弱と音の大小はどう違うのでしょう?