拍と拍子 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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youtube動画で拍と拍子の解説をやっているものがありました。

この手の解説動画は初心者向きなんですが、制作者はその内容を理解しているためか、不親切なものも散見されます。

 

拍は規則的な音のつながり。

例えば脈拍、ドクンドクンドクンドクン・・・と一定の音が連なっている状態です。

ここではドクンが1拍。

人が奏でる一定の拍、脈拍。

心拍数は一定時間でいくつ打つか、ですが、通常1分間に60~75との事。

音楽ではBPMと言われるテンポ、まさに1分間にいくつ拍があるかです。

BPMはBeats Per Minuteの頭文字で、♩=60と表記されていると1分間に四分音符が60回繰り返されるテンポとなります。

 

♪=120と表記されていたら1分間に八分音符が120回繰り返されるテンポですが、テンポ自体は♩=60と同じです。

 

この拍に強弱をつけてどう繰り返されるか、が拍子。

拍は基本的に一定に繰り返されますが、拍子はそこに調子が生まれます。

拍ではこの強弱がないため123456789・・・とフラットな音が連なるだけですが、拍子は音の連なりに強弱でのまとまりが生まれます。

 

一般的なのは4拍子。

4つの拍が連なって作られる拍子で23と1番目に強拍が来ることで4つ一組の拍子になります。

 

4拍子は4つ、3拍子は3つ、2拍子は2つの音のまとまりとなります。

3拍子の代表はワルツ、2323。

2拍子は行進曲。

 

拍と拍子の関係はそんなところですが、心臓の音、ドクンというのは実は拍子で、3拍子?

ドクンドクン2323・・・。

あるいは4拍子?

ドクッドクッ3434・・・。

厳密に言うと脈拍ではなく脈拍子???

あーややこし。