和太鼓チーム指導 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

埼玉の高齢者和太鼓チームの指導におじゃましました。

演奏会の練習をメインにしたいとので、基礎打ちを少し見させてもらいました。

締め太鼓を含めて太鼓を円形に配置し、回りながら基礎打ちを。

締めでは下拍子を、長胴では上拍子を打ちます。

 

下拍子は基本のテンポがわかりやすいように一打目にアクセントを入れてメリハリをつけて音出しをする事、上拍子の長胴では逆にフラットな音出しを心がけて練習するように伝えました。

 

ニュアンスとしてはタコヤキという唄詞(うたことば)でタにアクセント、コヤキコヤキみたいな事をやるとよいかも知れません。

アクセントを入れると力んだり、タイミングが遅れたりしがちですがこれも練習で克服するしかありません。

コヤキをひたすら食べまくるという事になりましょうか。

 

次に曲練。

自チームでもやっている「黎明」を演奏しましたが、まだ曲を完全にものにできておらず、特に掛け合いはグダグダに。

全員で曲を覚えてテンポを共有できたらそこに快感が待っているのでがんばりましょうと伝えました。

鳴り物の鉦とチャッパもテンポキープにとても大切なパート、それがゆえにシンプルなフレーズにしていますが、曲を覚えるために練習では本曲のフレーズをやってもよいかも知れません。

 

「荒波」の練習。

これも基本のテンポの共有ができておらず、後半テンポが上がるとグダグダに。

交代する時にトコトコトコトコトコと打ちながら代わりますが、ここで乱れます。

「荒波」は横打ちなので変化があり、いずれ八丈太鼓に持って行けるので大切にして欲しいところです。

 

新曲「狐の嫁入り」も最後に練習しました。

前半部はほぼ想定通りの音になっていました。

衣装の白装束も決め、舞台演奏のために練習を重ねて行きます。

ビジュアル的な舞台を目指す太鼓の曲なので、今までの和太鼓とは一味違うものになると思っています。

 

皆さんにやる気があるので、習得もさほど時間はかからないと踏んでいます。