例年、鴻巣市の小学校の5年生を対象に和太鼓体験授業を行っています。
回を重ねる毎に洗練されて行くように思います。
初回はわけもわからずただがむしゃらに、2回目はその反省をしつつ方向性をひねり出し、3回目にようやくカタチになる、といった具合でしょうか。
やってみなければ分からない事や、やってみて気付く点、要不要や必須事項などもその都度明確になって行きます。
実践から学ぶ事は多く、机上の空論とは別次元の情報が得られます。
とは言っても机上の空論(仮説)を考えるのも一方では重要かと。
机上の空論を実践で試してみる事により、そこに進歩が生まれるのではないかと。
さて、今回の授業は体制について机上の空論を試してみようと考えています。
なるべく多くの生徒に効率よく太鼓を叩いてもらえるか?
今までは締め太鼓を使って下拍子を講師が叩いていましたが、今回は下拍子も生徒にやってもらおうと。
5年生全生徒が64人との事、これを二組に分けて1時間目と2時間目それぞれ32人ずつの授業をする事になります。
32人を二つに分け、16人ずつの組を2組つくります。
器材は長胴8台、締め8台を準備。
長胴8人上拍子(曲打ち)、締め8人下拍子とし、上拍子と下拍を両方経験できるように交代します。
前半の基礎打ちは締めも長胴も同じことをやります。
下拍子の一番シンプルなトコトコを練習。
打っていない組はバチを鳴らしてテンポをとります。
次に上拍子。使用する曲は鴻巣応援太鼓「がんばれ!ひなちゃん」です。
これも打っていない組は口唱歌と手拍子で練習。
「がんばれ!ひなちゃん」は譜面もありますが、歌になっており、歌(ことば)ができればそのまま太鼓が打てるようにしてあります。
和楽器は三味線や尺八も口唱歌で演奏する事が一般的、
口唱歌で太鼓を打つという和の文化を具現化してあります。
授業の目的は日本の伝統文化に親しむ事。
最後には「がんばれ!ひなちゃん」の合奏、ミニ発表会まで辿り着きたいと考えています。
皆で曲を演奏できるようになると達成感が味わえ、和太鼓の楽しい記憶が脳裏に刻まれるのではないかと思います。