指導チームの課題はテンポキープ。
曲を打っている時にテンポが揺れます。
この揺れがグルーブ感があって和太鼓のいい味なんだという人もいます。
でも昔の蓄音機のような遅くなったり速くなったりするのが本当にいい演奏なのかは疑問です。
まずはテンポキープできる技量が必要かと。
そのためには人間メトロノームを目指すところから始めたいと思います。
メトロノームは正確なだけが取り柄で味もへったくれもあったもんではありません。
でも、正確なテンポを刻める技術は身に着けておきたいところです。
その上で味付けが自在にできるようにレベルアップするのがよろしいかと。
味がどうのこうのは人間メトロノームに成れてから。
自転車の曲乗りはまずはまっすぐ走れてから、と同じかと思います。
テンポが揺れる原因としては左手の不器用さがあるのでは?
右利きの人は左がどうしても弱くなったり制御がうまくできない場合が多いかと。
基礎打ちをやっている時や曲を打っている時にどうしても右が強くなる傾向があります。
その結果、均等にテンポが刻めない現象が起きるようです。
その解決策としてまずは左右均等に打てる事を目指します。
左右均等は音の大きさ、バチの高さ、速さ、間隔が右も左も同じになる事。
いきなり速いものでやっても手が追い付かず、自信をなくしたり、あきらめたりで逆効果。
はじめはゆっくり、確実にできるようになったらだんだん速くしていきます。
メニューの特徴として、四分は片手のみで打つ、八分は交互で打ちます。
これはテンポを強く意識するためにあえて片手で打つという動作を入れています。
片手の四分にもう一方の手を加える事で八分になりますが、四分を打っている手は常に一定でテンポを刻んでいます。
最初は右手先行でやりますが、同じメニューを左手から打ち出す。
そうする事で左手強化につながるのではないかと思います。
フラットに打てるようになったらアクセントを入れて打ちます。
アクセントがどこに来ようが打てるようになるための手の訓練。
8分ができたら次は16部で同じような練習を行いいます。