どうしよう・ああしよう・こうしよう | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

自分達の太鼓チーム練習、3月の舞台に向け曲練に入りました。

まずは演目、アンコール用にと「ドンドンそーれ!」を提案しました。

とりあえずやってみるべ、という事で20分程度で基本は打てるようになりました。

 

「ドンドンそーれ!」は小学校のワークショップで実施しましたが、45分授業で発表まで漕ぎつける事ができるメニューはほぼ完成しました。

 

「ドンドンそーれ!」の基本コンセプトは曲を覚えて打つだけではなく、自分や自分たちで創作するパートを設けているという事。

個人ソロのパートは4小節16拍、集団ソロのパートは4小節16拍×4の中で音を創ります。

 

この時に、どうしよう・ああしよう・こうしよう、といろいろ考える事になります。

苦手な人もいますが、自分なりに音を創る楽しさを味わってもらえればと。

 

これは八丈太鼓からヒントをもらっています。

八丈太鼓は定型の下打ちのリズムに乗って上打ちは自由に打ちます。

フレーズもテンポも上打ちが決め、下打ちの人は上打ちがどうしたいのかを感じ取って合わせて行きます。

 

アドリブソロが苦手な人は慣れていないだけで、八丈島の人は子どもから高齢者までアドリブソロで打っています。

常日ごろから、どうしよう・ああしよう・こうしよう、に慣れているんだと思われます。

 

そんな太鼓の要素を盛り込みたいと思い、ドンドンそーれ!を練習曲に加えてみました。

 

初めての試みに抵抗するメンバーもいましたが、小一時間の練習でなんとかカタチになりました。

編成もガチガチに固定するのではなく、人数によって臨機応変に対応できるよういろいろなバリエーションを考えておく必要はあるかと思います。