初心者のための和太鼓講座「レッツ鼓ミュニケーション」基礎打ち | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

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和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

和太鼓講座のテキストをまとめています。

musescoreという音楽作成ソフトを使い、譜面作成と演奏ができるようにと改編を繰り返しながら少しずつストックしております。

 

基本構成は

➀テンポキープ・リズムを感じて均一に打つ

♩=90のゆっくりめで右手だけ・左手だけ・両手同時に等を中程度の音で繰り返します。深刻にならずにリラックスして音出しを楽しむ。

 

②カウントしながら右手だけで打つ

♩=120

右利きの人が多いため、コントロールしやすい右手で拍をカウントしながら打つ。

 

③カウントしながら左手だけで打つ

②と同じ内容を左手だけで。利き手ではない方をコントロールできるように鍛えます。

 

④カウントしながら右左交互に打つ

②③の内容を右左交互に均等に打つ練習です。

右手だけ、あるいは左手だけで打つのは比較的リズムをとりやすいのですが、右左交互に均等に打つのは実はとっても高度な動作。

 

それを自分で確認するために大きな音ではなく中程度の音で行うのがポイント。肘から先を使う事を意識して太鼓の面からのバチの跳ね返りを感じてみます。

 

先日、講座の時、バチの握り方の質問が出ました。

打っているうちにバチがだんだんすっぽ抜けて行くけれど解消方法はあるんでしょうか?と。

私も初心者の頃は同じ悩みがあった事を思い出しましたが、打ち馴れて行くうちにその事は忘れていました。

 

ちなみにバチの持ち方には「これだ!」という唯一の正解はなく、いろろです。

1つはバチの三分の一くらいのところを親指と人差し指で挟むように支持して残りの指は軽く添えるというもの。

実際は三分の一よりも少しバチ尻に近いところで打つ事が多いのですが。

この持ち方で指示する場所を変えて太鼓を打ってみると、三分の一あたりが太鼓の面からの跳ね返り感を一番感じられる事を実感します。

逆にバチ尻寄り、バチ先寄りでは強い抵抗感を感じます。

 

バチの持ち方のもう一つはバチ尻から指三本分くらいのところを小指を巻くようにして保持し、残りの指は軽く握るというもの。

これも間違いではありません。

 

それでも指導するシーンではバチの持ち方はあくまでも一つの持ち方として統一しておいた方がよいように思います。