ソロフレーズの創り方 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

和太鼓講座「レッツ鼓ミュニケーション」は月に二回、第二第四金曜日に開催しています。

来年3月にその集大成として各講座の発表会として芸能館祭りを計画中。

鴻巣市観光協会では毎年びっくりひな祭りというイベントを行っておりその一環として太鼓祭りも開催されています。

今年は新型コロナ禍で残念ながら太鼓祭りは中止、和太鼓講座も人が集まらず開講も延び延びになっておりました。

 

和太鼓講座「レッツ鼓ミュニケーション」では、「かわさと応援太鼓」の習得をしながら和太鼓の基本と応用までを学ぶ内容となっています。

 

基礎編では太鼓の大基本「テンポキープ」と「音の大中小」の練習。

両手で太鼓を打つというのは簡単そうですが実はとても高度な事をやっています。左右均等に打つ、という事ができていない場合がよくあります。右利きの人は自然と右が強くなったり・・・。

まずは右と左を意識します。

毎回、講座終盤にソロのアドリブ打ちの練習をしますが、いきなりアドリブは打てません。

アドリブ打ち用に今回作った教材

トントコトッコンというよく使われるフレーズを使います。

トントコトッコンをトントコとトッコンというフレーズに分解、前後を入れ替えてみる。それだけで別物のフレーズに生まれ変わります。

またこの二つのフレーズ、トントコとトッコンを自在に組み合わせるとそれだけでアドリブ打ちが可能になります。

トントコトントコトントコトッコン

トッコントッコントッコントントコ

トッコントントコトントコトッコン

うんうんトントコうんうんトッコン

という具合です。うんは休符。

 

さらにフレーズを分解、トントコはトンとトコ、トッコンはトッ(トン)とコンに。

それらのフレーズをまた自由に組み合わせて打つ練習をする事でいろいろなフレーズを紡ぐことができるようになります。

右だけ、あるいは左だけで連打したり、音が無い(休符)フレーズを入れたりしながら自分なりのフレーズを創ります。

 

これに縁打ちの要素を加えるとさらにバリエーションが増えます。

トンとトッ、これって音の違いはないのですが、奏者の気持ちの違いがあります。トンはやわらかく、トッは歯切れよく、のような。

 

そんな事を練習しながらソロでのアドリブ打ちができる事を目指します。