和太鼓はバチを使って太鼓を叩きます。
和太鼓の伏せ打ちの指導書の策定にとりかかっていますが、その中にバチについての項目があります。
バチの材質や太さや長さに、バチの握りや持つ位置ついて標準的な情報をまとめています。
これが絶対正しい、という事はなく、あくまでも標準的な例とし伝えるという立ち位置はとても重要だと思います。
バチの基本情報の中に盛り込む事を提案したのはバチの重さ。
バチの重さはその扱いやすさや音質にも影響が出るのですが、意外と見過ごされているのが左右の重さ。
カタチや長さが揃っていればOKとしがちですが、実は重さで太鼓の音が変わります。
これはバチの固有振動が太鼓の音に影響するものと思われます。
以前、担ぎ桶の講習時に、バチの違いで太鼓の音がまったく変わる事を体験しました。
右と左で違う音になり、この違いを狙わない限り妙な音になりかねません。
この違いは床を叩いてみるとよくわかります。
バチによって見事に音が違います。
バチを選ぶ際はバチの重さ、重さ=密度に注意を向ける事を初心者の時に承知しておくべきと思います。
まずは左右均等の音を出す出せることは基本の一つかと思います。