先日八丈太鼓の演奏を見る機会があった。
八丈は横打ち。
左手と右手の動き、振りが平置きの太鼓とまったく異なる。
太鼓に正対していないため、左右の手の太鼓面との距離も違ってくる。
平置きの太鼓と違い人の体の左右対称性の打ち方、特質は通じない。
それでも音を出し切る理屈は同じで、決して力では打たない。
腕の振りとスピードで。
そのためには体全体を鞭のように使う。
平置きと大きく違い、これに体とバチの回転を付加して打つ事ができるのだ。
足先からの力が体を通って腕、手首、バチ先へと伝わる。
体の移動できる距離も平置きの太鼓とは比べようもなく大きい。
それだけ見た目にダイナミックな太鼓にできる。
もちろん太鼓だから主役は音。
観客と一緒にのって楽しめるのが八丈太鼓。
打ち手の個性満開の太鼓、それが八丈太鼓なのだと思います。