りこん保留*その後 | 子育てしながら◆公認会計士試験◆

子育てしながら◆公認会計士試験◆

*・*・*小学生娘の母*公認会計士試験に向け学習中*・*・*

喧嘩したのも、なんだかだいぶ前の話のような気分です。

 

離婚でお願いします宣言から、6月は電話と出張で帰っていた夫と話をしました。

 

そして今も「離婚でお願いします」は変化なし。

 

一旦は少し柔和な雰囲気になったんですが、最後の最後でまた私が呆れてしまうようなオチになって、やっぱりこのまま進んでもいいかなという気分です。

 

一度、夫からは「俺は離婚をしたいとは思っていない」と言われましたが。

 

言われてびっくりするほど、あれ?貴方も同意しているのだと思ってましたぐらい、夫も離婚に肯定的なのかと感じていました。

 

 

 

仕事

ひとまず仕事を再開させるため、転職活動を開始しました。

 

 

いいえ、本当は個人事業主で始めようとしていたんですけれどね。

 

開業届まで出した・・・ボソっ・・・んですけれど。

 

基本的に自分の食い扶持は自分で作るのだから、夫の許可を得るつもりはほとんどなくて、開業届まで出して、いろいろ市場も調べてある程度進む方向を決めてから、夫には事後報告的に話をしました。

 

が、ことごとく反対だと。

 

上手くいくとは限らないと何度も言います。

 

だから、そのリスクを減らすためにだいぶ調べて算段見積もって、ダメな時に引き返すラインまで計算したわけだけど、それでもダメだと。

 

自営業経験のある私と、サラリーマンで生きてきた夫のギャップ。

 

結局、今すぐ家にキャッシュを入れなさいということで。

 

このまま話していても一生埒があかないと気づき、キャッシュ入れることを優先しました。

 

つまり、働きに出ることにしました。

 

 

 

今回は正社員で仕事を探し始めました。

 

昨年に経理で働いていたので、その時の職歴を職務経歴書に書けたのは大きかったです。

 

月次決算・年次決算、海外送金(USD,GBP,EUR,TWD)、経費精算など。

 

派遣といえども、内容としてはアピールできます。

 

それに日商簿記2級もあれば、たいていの最低条件はクリアです。

 

ただ・・・おそらく派遣での職歴多さと、あとは年齢ですかね。

 

月次・年次決算のある企業を選ぶと、書類通過すらできませんでした。

 

 

そんな中でも、一社と一会計事務所が通過して・・・

 

 

でも一方で、その頃に別の気持ちが生まれてきました。

 

「試験はどうする?やめるのか?」

 

それに対しては、試験はもう一度挑戦することは自分のモチベとしては明確にありました。

 

モチベはあるのですが、昨今の試験レベルが異常値なほどあがっていて、自分がその上位と戦っていくのだという気合というか、踏ん切りがつかないでいました。

 

でもその頃、Xでとある方から「私なら・・・」という投稿をいただきまして。

 

それを読んで、強く私も本音はそうしたいの!と叫ぶ気持ちになっていき・・・

 

派遣のお仕事もあらためて探し始めました。

 

 

「後戻りはできないし、後戻りはしない」が大前提になります。

 

実際、転職活動をすればするほど、自分がもう大台を過ぎてしまったことが、想像以上に痛手なんだなと、その影響の大きさに気づいていました。

 

ここで1年。たった1年だけど、もう戻っても同じ景色はないのは明白です。

 

その事実と現実には気づいていました。

 

進むと決めたなら、もう戻れないと腹をくくるしかない。

 

腹をくくれないなら、戻る気持ちに未練があるなら、進むべきではない。

 

進むと決めた瞬間から、もう戻る道はないと思えの状態。

 

 

それでも、受験の道を進むことを私は選びました。

 

 

と格好よく言いたいものの・・・

 

派遣は無事決まりましたが、まだ正社員の道も捨てきれません。

 

なので、お恥ずかしいですが、正社員の選考もすでに決まっている面接日まで進めました。

 

 

派遣元も「職場見学までとりあえず進めてみませんか。正社員の選考日まで進めていただいてから決めていいので」と言っていただけましたので、そのお言葉に甘えて職場見学をしました。

 

すると派遣先さんからは、職場見学のその日に「ぜひ」というお返事をいただきました。

 

で、こちらの面接日がある旨を説明したところ「待ちます」と仰ってくださいまして。

 

なんとも厳しい転職活動の中で、非常にありがたい言葉です。

 

 

そんな事情の中で、正社員の面接も進めました。

 

 

でも結論から言いますと、派遣のお仕事に決めました。

 

 

経理の正社員は、仕事内容としてすごく自分の希望に合っており、面接をした経理の上長の方とは話が合い、褒めていただくこともあり、とても悩みました。

 

が、最終面接に進む前に、辞退しました。

 

就業時間が、娘二人だけの生活には影響が大き過ぎたので、断念しました。

 

私からの辞退でしたが、もしかしたら向こうも不通過だったかもしれません。

 

 

もう一つは会計事務所の正社員でしたが、税理士さんからは「会計士の試験ならなおのこと仕事をしないで勉強に専念なさい」と強く説得されました。

 

もしかしたら税理士試験に切り替えたならば、ウエルカムしてくれたのかもしれない。

でも日商簿記1級もなくて、それはないかな。

 

いずれにしても、会計士の勉強を税理士試験にきりかえることも、勉強に専念することも無理な状況でしたので、頑なに、それができない事情をお話ししたのですが、なかなか伝わらず、最終的に、先方から「今回はお断りということで」になりました。

 

実際には、正社員ではないパートならとご提案いただきました。

 

でもそうなると、収入額がかなり下回りますし、家計に入れる額には足りません。

「パートではちょっと」ということもあって、結果的にお断りになりました。

 

 

今回、正社員の転職活動を初めてしましたが、ちょっと贅沢な時間でした。

 

褒めていただくことも何度かありましたし、それも「継続して勉強している」ことを評価していただけました。

 

どこの企業もそういうわけではないのですが、年齢がいっていても、今も挑戦していることは評価してくれる企業があるということがわかっただけ、私の心は感謝でいっぱいでした。

 

 

ということで、派遣の経理としてのお仕事が決まりました。

 

派遣先の会社の上長の方がとても温和な方で、私としてもその方の下で働けるのは、すごく嬉しいです。

 

仕事の内容も、とてもやりがいがあります。

 

ちょっと大変そうなくらいが、自分は楽しく仕事ができるので。

 

それに、数営業日、先方には待っていただくことになりましたが、何度も何度も、「あの職場なら安心して働ける」と思って、正社員の方はさっさと辞退しようかとも思ったぐらいです。

 

そこに速攻で切り替えて決断できなかったのは、私の弱さです。

 

 

 

今は、働くための手続き中で、開始日待ちです。

 

 

 

 

夫とは

夫とは、前回のブログ以降、話はしています。

 

ただ、いっとき気持ちが緩む場面もあったのですが、やはり話をすると「ずれ」を感じます。

 

とりあえず、よくよくわかったのは、夫は「勉強をしている妻」を見ているのが心底ダメということです。

 

夫の希望をまとめると・・・

 

フルタイムでちゃんと働いて(できれば正社員で)、

家事をして(時々手伝うぐらいなら言ってくれたら「できる範囲で」してもいいかな)、

子どもの送り迎えなどもして、

勉強をするなら(でも俺が話しかけやすいようピリピリと勉強されるのは嫌)、

いいよ。


会計士の勉強は、超超集中モードで私が怖くなるのは嫌なんですって。

 

「ニコニコしながら勉強はできないよ〜」と言っても、無言な夫。

 

無言ということは、ニコニコしていてほしいという気持ちがあるということです。

 

 

あ、今思い出したんだけれど。

 

昔、結婚したばかりの頃に、私がよく「私は妻としてどうしたらいい?」と夫に聞いた時に、よく「ニコニコしていてくれたらいいよ」って、言われていました。

 

なので、もともと私も普段からニコニコしている方で、夫もそれがよくて結婚したいと思ってくれたらしいのですが、子育て中はそのニコニコができなくなり、度々「◯◯ちゃん顔が怖い」「その言い方が嫌」とイラッと本気でされていました。

 

そんなん、いつもニコニコできないよ〜!

 

と、子育てが必死な時には泣いて訴えたことあります。

 

でも最近は、娘も成長してだんだん違うフェーズになったので、怖い顔はたぶんしなくなっていたはずです。

 

 

それが、ここにきてまた例の「ニコニコ」かぁ。

 

私は新婚の頃にこれを言われた時にはいつも、心の中で「でもそのニコニコは夫である貴方が作ってくれるんだっていう意味だよね」と思っていました。

 

でも現実は違ってました。

 

どんなハードモードな状況でも、私は自力でニコニコしていないといけなかったのです。

 

そして今回も、どんなに勉強が集中ステージでも、ニコニコをキープしてほしいのが、彼の希望なんですね。

 

 

 

ん〜!!

とりあえず無理っ!!

 

 

 

子育て中にニコニコできなかったのを指摘され、そのことにはけっこう我慢して笑顔をつくってきたのですが、また同じことで我慢しなきゃいけないのは、私の方が許容できないです。

 

勉強モードでぴりぴりしているとはいえ、怒っているわけでもなく、真剣なだけなんです。

 

それが「話しかけづらい」とかで、嫌と言われてもねえ。

 

私が受験モードだから家の中でのんびりできないと言われたなら、それに関してはごめんなさいとしか言えません。

 

ただその一方で、「なんで受かんないんだよ」とか「受かる証拠を見せろよ」と(酔っ払いながら言うので口が悪い)、突っかかるのは納得がいかないの。

 

 

私:勉強に専念している人の中には、家族に家事をしてもらって時間確保している人はいる。

 

夫:そうやって俺に家事をしないと受からないみたいな言い方をされるのはイヤだ。

 

私:わかった。でも私がその人たちより勉強時間が少ない中で、どうやって合格するの?

 

夫:(無言)

 

私:その分だけ、合格に時間がかかるのは仕方がないって話を前からしてたと思うよ。

 

夫:した?覚えてない。

 

私:「俺は家事はしたくない」はいいんだけど、私がいつも通り家事をして、同時に私に合格も今すぐしてほしいと貴方は言っているけれど、残念だけど私はスーパーマンではないの。

 

 

もう、ちょっと私には夫の要求にこたえるのは、無理なんだと思う。

 

 

夫が「正社員で」という話もわかるんだけれど、結婚当初、ファイナンシャルプランナーさんにライフプランを全部計算してもらって、その時点で2,000万円足りないと試算が出たのね。

 

私が25万くらいの給与で働いている前提で。

夫がベースアップしてく前提で。

 

結局、私が普通に正社員で働いても、最後2,000万円足りない事実は将来おきると。

 

(ちなみに政府も2,000万円老後に足りないと言っているよりも前に計算で出てました。)

 

しかもその2,000万円不足は、私より10歳年上の夫が苦しむのではなくて、長生きする私の方が老後の資金が全く足りないという事実になるのですよ。

 

それで、私なりにあがいているのが、この試験なわけです。

 

もちろん、もともと私の中に公認会計士の仕事がしたいという明確な動機があるから、同じあがくなら自分の志望と重ねて、頑張っていこうと決めた。夫婦で決めた。これがスタート。

 

 

でも、結婚して以降、夫の給与の基本給部分は全く上がっていないのね。

 

夫の給与が低いって確かに昔どこかで書いたとは思うけれど、私はそれが夫が仕事ができないからだなんて思ったことは一度もない。

 

ご時世が、給与が全くあがらない時代が30年あって、そのうちの20年が夫が管理職だった時代で、管理職だったため全く給与が動かなかったから、不遇だったと思っている。

 

逆に、私は夫は仕事のできる人だと心底思っていた。

 

だからこそ、仕事のできる人なんだから、中国から帰任してきた時には、中国に行って総経理といって会社の代表取締役としての仕事をしてきたのを成果として、転職活動で戦える武器はたくさんあるし、とても良いチャンスだと思ったのよ。

 

貴方は人を観察する目がすごいし、中国で頑張ってきたのだから、これはチャンスじゃない!って声をかけたんだよね。

 

でも、夫は転職活動をしなかった。

 

その時いろいろ理由を言っていたし、今も転職活動をしなくて正解だったと言っている。

 

とはいえ、彼がその道を選ばなかったことをとやかく言ったことは一度もないかな。

 

夫が転職活動をしないと言った時、えぇっ!?と驚いたけれど、なんとなく私の中で「そうだよね、貴方はそういうタイプだものね」と、ちょっと納得したので。

 

と同時に、「だったらなおさら自分の老後は自分でなんとかしなくちゃ」と思ったの。

 

たぶん、彼の中には自分の奥さんのために老後のために自分が動かないといけないなっていう思考がないと思うの。

 

というか、何度か聞いたけれど、老後の2,000万は想定していないと言われてしまったので。

 

 

だから自分でなんとかするしかないじゃない。

 

でも、育てた独身時代の事業もなくなっているし、結婚式の費用と夫の借金の返済で自分の預貯金がゼロになってしまったわけだから、私が将来的に稼げるように会計士の勉強をするための支援は夫からしてもらえると、私は思ってしまっていたんだよね。

 

 

・・・でもまあ、夫も夫なりに私を支援してきてくれたんだけど、もう限界ってことで。

 

確かに、私は夫から金を吸いすぎたと思う。

 

働かない時期もあったし。

 

(とはいえ娘が病気の時期もあったから全部私が働かなかったのがいけないと言われたら反論するけれど。)

 

共働きをしながら勉強すべきだった。

 

でも、働かずに勉強ができたから、今けっこう勉強はあと一息までこれている。

 

夫にはかなり近いところまできていることに気づいてもらえていないけれど、私はこの成果は夫に支えてもらったおかげだと思っている。

 

そこは、心底感謝しています。

 

 

私も甘えていたな。

 

というか、頼りにしちゃいけなかったというのが、今の本音かな。

 

 

 

 

最終的に、今の私は、もう頼りにする気持ちが失せてしまった。

 

これまではいつでもなんでも彼の意向を常に確認してから行動してたけど、もういいかな。

 

私は自分のために全てを自分で決める。

 

って思ったら、自然と試験に向かう自分がこれまでにない力強さで出てきた。

 

 

私が教室(事業)をしていた時、数値目標や定性目標をかかげていて、それを着実に実行して目標を達成してきたあの頃を思い出した。

 

あの時の、目標をしっかり射抜く心の強さが、ず〜っと出てこなくて不快だったんだよね。

 

それがすっと出てきた。

 

確信も、ちゃんと計算した上で、いける・やれると想定できている。

 

無謀な賭けは、これっぽっちもしていない。

 

 

夫は「やめるにやめられなくなっているだけだろ」って言うけれど、目算もなく「今年は合格させる」って夫に言わないって。(5月受験の前3ヶ月ぐらいずっと夫に言い続けていた。)

 

そうはいっても夫から「絶対に受かると証明しろ」と言われても、そこは証明させるものなどないし、その難しさを言ってもわかってもらえなかった。

 

 

少なくとも、今回の25年に受かるぞ!は、ただの賭けじゃない。

 

ちゃんと計算して、やると決めた。

 

ちなみに、事業の方も決めた時には、ただの賭けなんかでは決めてないし。

 

ちゃんとリスクとか諸々計算していたのだから。

 

 

ただ、計算も見積もりもしたし、リスクもできる範囲で減らして決めたけれど、夫がいつも私に要求する「絶対」ではないのは、そこは未来予測だから。

 

でも夫は「絶対」がほしい人で、絶対ではないことを渡る人ではないから。

 

だから転職活動をしなかったんだって、納得しているし、理解している。

 

でも私は、ある程度の道のりを作って、歩く先が見えたら歩きたい人。

 

私という人間のものの考え方、ものの判断の仕方、そろそろ気づいてほしいし、わかって。

 

それがどうやっても受け入れられないって夫は言っているのだから、そうなると二人の関係性で出てくる結論は離婚だと私は思っているんだけれどね。

 

私という人間の全部を、何度説明しても伝わらないの。

 

貴方とは違う人間で、違う判断をするし、それは無謀でもなんでもないと説明しても。

 

私の考えを全部否定してくるの。

 

否定してくるのも嫌だけれど、夫の否定は、自分の論理でしか否定してこない。

 

こっち、私の土俵には一切きてくれもしないんだよね。

 

う〜ん。いろいろ限界かな。

 

 

 

私は私の道をすすみます。