日商簿記1級受けました | 子育てしながら◆公認会計士試験◆

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朝、目が覚めてやっぱりぼろぼろの体力でした。

 

今日も朝のストレッチをしているところに、むにゃむにゃと目覚めの娘がやってきたのはいつもの感じなんですが、開口一番「すごく体が軽い、体ふわふわしてて、髪も軽いし最高♪」って清々しい顔で入ってきたんですけれど。

 

ちょっとむかっときた母を許してください。

 

そういえば昨年の6月も、体調を崩していて、そうそう、結局かなり酷くて1級をスルーしたのを思い出しました。

 

7,850円も、年2回だけのチャンスも、投げたんでした。

 

 

 

出ることが大切

という昨年の屈辱?を思い出しました。

 

それで今年は、体調が悪かろうが、とにかく出席することに意味があるんだぞと心を入れ替えて、受験してきました。

 

で、マイペースに起きてマイペースに試験会場に到着。

 

今回は、例年通りの商工会議所での受験になりました。

 

 

そういえば、前回?前々回?は、かなり受験生が多かったのですが、今回はそれよりも少ない人数でした。

 

それでも少ないとは言っても、かなり昔に受けた1級では、その時はもっと少なかったので、やっぱり自粛期間中に、簿記の勉強を始めた人はかなり多いということなんだと思います。

 

簿記1級の受験者のピークも、短答式試験の受験者数のピークも、きっと昨年の11月(1級ピーク)と5月(短答ピーク)なのかもしれない、と思います。

 

いや、そう信じたい。

 

強者は、年内中に受かっていくと思いますし、とはいえまだまだ来年まで受験者数の増の影響はあるとは思いますが、じょじょに現実的な数に落ち着いていくのではないかと思いたいところ。

 

 

 

手ごたえ

今回は、なんというか、とりあえず全問それなりに埋めて帰ってこれました。

 

 

まずは工業簿記、原価計算。

 

工原は、なんか「?」な問題すぎましたが、とりあえずわかるところだけを埋めてきました。

 

 

Twitterで「階層生産構造の標準原価計算」と言っていた方がいたのですが、これ、初めて聞いた標準原価計算の名称です。

 

というか、問題を見て、なんじゃこりゃ的な。

 

階層を丁寧に読み解くというか、算数的というか、パズルチックな要素が強くて、階層ごとに分類するのに手こずりました。

 

あそこで分類を間違っていたら、たぶん、落ちたと思います。

 

自分がどこを解こうとしているのか迷子になりやすかったですし、差異分析なんて拾う数字を間違ったらアウトだし。

 

借方貸方の不利差異有利差異も、間違っていそうで怖い。

 

 

あとは資金管理が入った全部標準原価計算。

 

これもよく分からなかった。

 

正直、資金管理になると現金支出とそうでないものが複数ありすぎて、たぶん、ちゃんと正確に拾って要らないものは控除できたという自信は、ないです。

 

投資資本営業利益率の算定とかありましたが、固定費がよくわからなすぎる資料の多さで、出すのは諦めました。

 

全部標準原価計算の方が、頼みの綱w

 

 

それに管理の理論も難しかったです。

 

ライフサイクルコストが正なのか、品質コストが正なのか、今でも分からないし(計算問題を回収されているので問題の文章が確認できない)、廃棄コストと失敗コストなんて、出るとは思ってもいませんでした。

 

 

 

 

簿記・会計学の方もけっこうたいへんでした。

 

まずは解きやすい会計学から開始。

 

いわゆる財務諸表の理論の文章の方は全部埋められたし、たぶん全問合っていそうな気がします。

 

リースは、貸し手側の処理が出ました。

 

これはたぶん、大丈夫。

 

 

で、連結の在外子会社が出てきていて、ちょっと引きました。

 

しかも、指示の出し方・資料の与え方にうっかりしていて、土地の時価の評価差額を込みで計算した後に、実はそこは入れずに算定すべきだったとわかり、解き終わってからやり直したり。

 

なんとか、一番シンプルな連結在外子会社を出しました。

 

その上で、今度は土地の時価評価も、内部相殺の未実現利益も込みで解けっていう指示がでて、これは、短答よりも面倒な資料と思って、そこは一旦、棚上げにして解けるところだけ出して、逃げました。

 

 

そこまで終わったら簿記に戻って、精算表にある数字を修正していく、簿記1級特有の集計パターンに取り掛かりました。

 

一番手が掛かりそうな売上原価はまずはスルーして、今回は売上も予想通り収益認識が出てきたけれど、慣れない問いにパニックは避けたかったので、ひとまずここもスルーしました。

 

解けるその他の細かい論点を修正してP/LとB/Sに修正した数字を書いて、そこから最後に、売上原価と売上に戻ろうとしましたが、計算途中で、試合終了ホイッスルとなりました。

 

 

いちおう、ぱっと見は、なんとなく埋めていますが、自分の資料の読み方が間違っていれば、落ちたなと思います。

 

正直、数字の与え方が独特で、ちょっとわからない資料が多かったので、振り返ってもなんとも言えません。

 

 

とくに工原は、今年の短答式試験の方が、解きやすいです。

 

少なくとも短答では、「あんな」合わせ技はしてきません。

 

 

(そもそも、数回前から、問題用紙も解答用紙も計算下書きも全部全部が回収されてしまうので、振り返りが難しいです。)

 

 

 

感想

ベストは尽くしました。

 

それでも、私より数字をバンバン解いてきている強者もいるでしょうし、上位10%に入っているかというと、そこは自信はありません。

 

傾斜次第というか、みんなが拾っているところを解けていたらいいなという希望的観測です。

 

というか、今日初めて知ったんですが・・・

 

1級は「相対評価」なんですね・・・汗

 

2級が絶対評価の70点ボーダーという認識のままでいたので、1級も同じだと思い込んでいました。

 

いや、本当、お恥ずかしいです。

 

 

でも、今回の日商簿記1級は、私の自信になりました。

 

今までは、よく分からない低空を「解けた気分」だけで解いてきましたが、今回はちゃんと全部、分かって解いた、分かってスルーしたので、11月の自分からはかなり成長したことが感じられました。

 

自己満足かもしれませんが、自分は、成長を感じました。

 

やっぱりちゃんと解いていれば、自分の頭に残っているもんだなあと、自分の脳みそを誉めてあげたくなりました。

 

在外子会社だとか、リースの貸し手とか、ちゃんと理解し直した論点だったので、ちゃんと解けたという確信があります。

 

うん、怠けずに短答の計算問題も訓練しよ!っていう気持ちにさせてくれた、日商簿記編。

 

続ければ、ちゃんと成果は感じられるんですね。

 

 

というか、話は少しズレるけれど、最近の1級の工原の難易度の設定はちょっとおかしい気がします。

 

 

ということで、以上です。