昨日は明け方に目が覚めて、採点をして、そこでブログを書いて、起きてきた夫に説明するのが申し訳ないというところで終わりました。
家族に報告
さて。
昨年だったか、報告した後から夫が頻繁にゲップをするようになり、間違いなく胃酸が過多になってなった、いや、させてしまったという反省がありました。
なので今年は、朝ご飯を食べ終わってから報告することに。
ご飯終わって、洗面台の前に立って歯を磨いている夫に、ダメだったことを報告しました。
で、「そうか」で終わりました。
ん?
「変な意味ではなく、そういうこともだろうから、もしものこともあると心の準備はしておいていた」と。
そう。
で、こうなるともう一人、ちゃんと報告するべき人が。
娘です。
父に遅れて娘もご飯を終えてテーブルを離れたところで、報告をいたしました。
で・・・
ぽろぽろと泣かれてしまいました。
ほんと?ほんと?って、涙目で聞かれまして。
あー、これは彼女にとって初めての、挫折・疑似体験というものなんだろうなと、すぐに想像しました。
プリキュアやアニメはきらきらしているけれど、そんなことはないという現実を知るには、小3のころから気づきつつあって、そこからのリアルな挫折を私の中に見たんだろうなと思います。
まずはちゃんと、「お母さんの努力が足りなかったんだ」と、そのことをお話ししました。
学校行きたくないとどんよりした顔になりましたが、母のためにも行ってくれとお願いしたら、素直に、行くと言ってくれ、久しぶりの母サポートで髪をとかしたり体温はかって、しっかり身支度を終えて、一緒に家を出ました。
とりあえず、彼女の人生にとって、私の受験の失敗が、挫折の疑似体験という形で役に立てたのではないかと、そういうふうに最大のポジティブ姿勢で捉えることにしました。
たぶん、私が思う以上に、彼女の中では私の受験に伴走していたんだと思います。
そこへの気づきが浅かったということで、私の親としての反省もこめつつ、しっかりと聞いてくれた娘に、感謝です。
昨年あたりまでは、家族を巻き込んじゃいけないと思っていた時期もありましたが、今年になって1月を過ぎた頃から、強い気持ちと覚悟を持って家族を巻き込むって腹を括ったんで、これはこれでよかったのだと思いました。
夫の変化
昨日から、ちょこちょこと夫と話をしています。
ただ今年は、夫が以前とかなり違う気配をさせているので、ちょっと読めずにいます。
これまでは、「さあ自分のやりたい受験は終わったんだから現実に戻ってちゃんと考えましょう」的な感じがすごくしていたのに、少なくとも、「お前これで満足したろ」的な空気はどこにもないのが、まずびっくりしています。
かといって、「さあ来年も頑張ってくれ」というのでもなく。
ただ、夫の性格を考えると、まずはこの1年は「会計士の勉強のために5月と8月をターニングポイントに踏ん張る」と決めてやってきたことですから。
受験勉強は「試験が終わったらきっちりと線引きする」と思っているのは間違いないのです。
ここを一つのゴールとしたから、まずはしっかり仕切る。
これは夫が決めたことで、逆にその分、途中でいろんな文句も言わずに走ってきたラインなので、これは守らねばいけません。
夫に約束したのだから、ダメなら私もきっちりと線をひく、これは嘘でもジェスチャーでもなくフリでもなく、本気で線を引かないと夫からすれば不愉快でしかなないだろうと思っていたので、ここは私もしっかりと約束を果たさねばと思っています。
それに事実、我が家には「もう1年やっていきましょう」と言えるような家計状態にはありません。
実際に、私の働き方についても、もう話が始まっています。
とはいえ・・・
てっきり、夫が私に働くことを求めるとなれば、一刻も早く収支を安定させることを希望してくるんだろうと思っていたんですが、それもどうやら違うようで。
正直、私は大学卒業した後のキャリアが、個人事業主だけでして、結婚後の派遣などキャリアにカウントされるわけもなく、一般企業に就職するにはほぼほぼキャリアはゼロベースです。
公文式の教室を開業しました、と言っても・・・ふ〜んです。
個人事業主を認めてくれる、あるいはキャリアとして見てくれる一般企業は、ほとんどないんですよね。
なので、採用の場面では本当に自分の評価は底辺だということは承知しています。
そもそもエントリーシートがあったとして入力するにしても、職歴の選択肢に個人事業主がある会社は見たことがないです。
転職サイトに登録するときも、大概は同じです。
日本の経済社会は個人事業主には冷たいですし、それが女性で開業しましたなんて、受けは良くないです。
夫にしても、職歴がない私が働くなら、きっと手っ取り早い事務的な仕事や、地元の会計事務所の記帳スタッフにと思っているんだろうなと、そう私は勝手に思っていました。
ところが。
夫の中には、もうすぐにでも収入を確保しようとか、そういうスタンスは微塵もないようなんです。
「たとえば、XXXXXXXっていう仕事はどうかな」と言ってきて、私はびっくり。
それは私もむか〜し考えたことがある職種なのですが。
私の気質的に、好きな仕事です。
一方で、コワーキングスペースをすぐに解約してくれとも言いませんし、勉強はやめてくれという雰囲気はなく、逆に勉強を続けることへの雰囲気すら感じます。
ん〜??
たぶん、全ての可能性をすべてフラットに検討しているような気がしています。
で、私もふと「あのさ、会社を起業させたいって言ったら怒る?」と聞いたら、「ちゃんと利益が出る絵が描けているのであれば反対しないよ」って。
たとえば、ちゃんと事業として絵が描けて投資家から資金調達できる状態が可能であれば、何も反対する理由はないと。
そうなの・・・(意外すぎた)。
ものすごぉ〜く頑固な人なので、私はその彼の頑固なマイナスの顔を出させないように、それなりに接してきていたわけですが、たまにこちらも驚くほどの柔軟性を見せるのも、彼なのです。
そうだ、こういう人だから、私は結婚したいと思ったんだ。
ふと、思い出しました。
その一方で、「これまでと変わらずに俺が家事をして勉強を続けることは反対じゃないよ」とも言うので。
ただ、「収入はどうにか考えないといけない」っていうことで。
ふ〜ん。
そうか。
私個人だけなら、いろいろ状況をふまえて即断即決するのが得意なので、いつでもどんな方向にでもGOする腹積りはあります。
ただ、私は夫と伴走で私の世界(会計の世界)に連れていくって、一度は覚悟しています。
一方で夫は私よりも判断の速度は遅いことは承知しているので、夫の腹落ちも私の意思決定には欠かせないということで、絶妙なバランス感覚で物事を決めないとって、いつも思っています。
必要があれば、夫を説得して、自分の思う方向に夫を動かすこともできますし、そうやって夫を動かした年もありました。
ただ、今年は違うような気がします。
こっちの論理に引っ張り込んで、こちらの意思決定に巻き込むよりも、今は時間を大切にしながらも、性急に動かす「時ではない」ように、私の直感が言っている気がします。
でもひとまず、「勉強しないでほしい」と言われないので、なんなら「勉強しても怒らない?」と聞いても「いいよ」って言うのですよね。
えっ、そうなの。
実は、私の方も、昨日は既に体も心もだいぶ元に戻っています。
たぶんですが、10時間勉強なんていって、日中にガンガンに詰め込んでいたここ数日よりも、試験本番の方が、休憩が間にあって体にはそれほどキツくなかったというのがあります。
緊張感は半端なかったので、帰ってくる時にはヘトヘトでしたが、それもお風呂に入ってお布団に入って、どんどんリセットされていき、もう昨日には気持ちが楽になっていました。
実は今回は、「必要以上に」緊張する自分がゴールデンウィーク中から始まって一時期辛かったので、逆に、すごくメンタルコントロールに気を遣って、毎日ちゃんと緊張をリセットさせる習慣を続けていました。
そのおかげか、集中する時には必要なだけ緊張させ、終わればリリースするという作業が、けっこう成功していた気がします。
で、昨日こそは電卓をたたかなかったものの、ずっと一日中、管理会計の問題を思い出しては、頭の中で解き方の手順を追っていく作業を楽しんでいたりとかして。
勉強時間こそゼロでしたが、頭の中は勉強していました。
その、とても言いづらいのですが、頭の中は今も受験生のままでいます。
さあ、どうしましょうかね。
ほんと、自分でもどんな答えが自分の中から出てくるのか、夫からどんな提案があるのか、今は少しワクワクしています。
そしていつもと違うのは、全く予測ができないでいます。
ということで、数日後、「その後」が出てくると思います。
そしたらまた書きます。