頭痛からの勉強ストップ
お天気のせいなのでしょうか。
昨日は頭痛で1日が始まりました。
昨日はちょっと天気の崩れとともに頭痛がひどくて、勉強する状態にはなれませんでした。
女性はどうも天気やホルモンバランスに振り回されて、勉強が思うようにいかない人は多いですよね。
私もそのひとり。
かなり昔の記事に、女性が持つべきかかりつけベストXみたいなものを書いた記憶があります。
今でも私が定期/不定期で使うのは、こちら。
* 婦人科・産科
* 皮膚科
* メンタルクリニック
* 歯科
* 整体
* 漢方医
* 鍼灸医(探し中)
ひとまず今日は、「婦人科」と「メンタルクリニック」について書こうと思います。
婦人科
私が通っているのは産婦人科ではなく、婦人科のクリニック。
そこのクリニックは、昔は産科がメインで産院だったのですが、先生のご事情かお考えで、今は婦人科を主な診療科にしているところです。
もともとPMSで通っていたのですが、最近では「女性科」という表現もされています。
私はこういうのは大歓迎で、産科と婦人科は別々の方が女性としては通いやすいように思うんですよね。
都内に住んでいた頃は、池袋にやはり婦人科があったのを見つけて、ずっと通っていましたし。
同じ臓器であっても治療目的の婦人科と、出産がメインの産科は似て非なるものなので、ちゃんと別ものとして存在している方が通いやすいです。
ちなみに、今の婦人科先生のところで妊娠がわかり、たぶん4回目までの定期健診はそこで続け、5回目から先は先生から紹介状をいただいて市内の他の産科クリニックに移りましたけれど、それで困ることは特にありませんでした。
それに私はピルユーザー歴が長いですし、婦人科というくくりは変に抵抗感ががなくて気に入っています。
ちなみに個人的な考えですが、ホルモンバランスが崩れやすいとかPMSに悩んでいる方は、ピルを一考するとよいと思っているタイプです。
ピルの副作用も昔に比べるとかなり小さくなってきました。
それでも飲むと副作用に最初は悩まされる人は多いと思うのですが、ただそれは一時的な場合もあり、体が新しいリズムを覚えてくれば自然とおさまってくれることがあります。
私も吐き気がしばらく続きましたが、数日ほど様子を見ているうちにおさまってきました。
一方、耐えられないからピルは止めた!という人も残念ながらそれなりにいるのそこは仕方ないのですが、もし乗り越えられそうならばメリットがその先に待っているので、ゆっくりと体が馴染むのを見守るのも悪くないですよと言いたいです。
ピルは、ホルモンバランスの「てっぺん」と「底辺」が抑制されて、周期が一定になる〜というイメージを私は持っています。
一旦、体が定期的なリズムを覚えてくれば、それまでの乱高下していた自分とだいぶ仲良くなれます。
そのことを不自然だと感じる方もいるでしょうし、いやその方が体が楽かもと思えそうならば、医師とピルの使用についてしっかりと相談しながら導入するといいと思います。
私は第一世代が発表される少し前から自費でピルユーザーになり、第一世代のシンフェーズ、第二世代のトリキュラー、第3世代のマーベロン・ファボアール、そして今は第四世代のヤーズフレックスと、長年続けてきています。
あとはこのまま飲み続けて、50歳になる前に一旦打ち切りつつ体の状態を観察して、その後を決めることになりそうです。
なので、もし一つ私のアドバイスがあるとすれば、相性の良い(噛み合う程度に相性の悪くない)先生と出会うことです。
婦人科の先生とは、長ーいお付き合いになりますから、「この先生なら疑問をすんなり言えそう先生の言うことも素直に聞けそう」と感じられるところを選ぶのが大切だと思います。
メンタルクリニック
これもまた、私が20代からかかりつけを持っているところ。
既に何度も書いていますが、私はPTSDを発端に、臨床心理士の先生によるカウンセリングを20年前から信頼して受けています。(今はもう卒業していますが、不定期に気になるところがあれば先生のところに足を運びます。)
ここで肝心なことは、臨床心理士の先生の専門知識。
専門の知識をきちんと土台にした臨床心理士(認定心理士)の先生のカウンセリングであるということです。
その理由は明確。
メンタルカウンセリングは、誰でもできて誰でも開業できるものなので、エセも多いということと、偽物ではなくとも「力量」の浅いカウンセラーだと傷口を開いて逆効果になることもあるので、やはり、ここは専門知識は欠かせません。
今はもうPTSDに暴露療法をされる先生は減ったと聞いていますが、その昔、私が初めて心理カウンセリングに通ったころは、暴露療法を臨床心理士ではない先生から受けて、かなり激しく精神的に消耗したことがあります。
そのクリニックは、当時としては先駆けて精神科に併設されたカウンセリングルームではあったものの、臨床心理士の方はおらず、心得のあるカウンセラーさんが常駐してカウンセリングをしておりました。
問題は、私がただとにかく毎回号泣して終わるわけで、そのまま涙を隠しながらカフェで泣き再開ということを繰り返したことでしょうか。
そんな状況を「変わらず続ける」先生を、最初は信じて受け入れていましたが、途中から身の危険(心の危険)を感じて、もう無理!と行くのをやめてしまいました。
これを機に、やっぱりカウンセリングは確かな心理学の知識と、カウンセリングを適格にすすめられる能力または環境がちゃんとないとダメかなと思い始めました。
で、その反省から、今度は臨床心理士の協会のサイトで検索をかけて、臨床心理士で構成されているカウンセリングルームを見つけ、そこでちょうど米国から帰国した先生を紹介され通うようになりました。
カウンセリングはもっと身近に
その時も、そして今も思うことは、もっとカウンセリングは身近であっていいということです。
なにも、こんなPTSDなんて大事(おおごと)だからカウンセリングが必要などとは言わず、もっともっとカジュアルに選択できれば良いのになと思っています。
原因の一つは、やはり日本では保険医療が定着しているので、カウンセリング料金が高く感じられ、結果的に臨床心理士のカウンセリングの敷居が高くなってしまうことです。
それよりも病院の精神科や心療内科の方が保険がききますし、メンタルのダメージを感じた場合は、まずは心療内科に予約しようということが普通なんだろうなと思います。
確かに、メンタルを崩している時には不眠症にもなるなどお薬の処方も必要なことが多く、処方できる医師のいる心療内科という選択肢は必然でもあります。
ただ、今はどこの診療科も精神科も、予約するのに1ヶ月2ヶ月待たされますし、今すぐにというメンタルの状態の時には、順番待ちはもう絶望的とすら感じてしまいます。
それに、最近の精神科や心療内科の中には安易に開業している先生もいるぐらいで、机と椅子があれば開業できる駅前のひよっこ心療内科などは本当に「怖いな」とすら思うこともあります。
日本の心療内科は薬の出し過ぎとも言われていますし。
口コミを読んでも「親身に聞いてくれなかった」というのも見かけるクリニックもあります。
ただ、私の個人的な印象からすると、一人の患者に毎回毎回丁寧に近況を聞いて気持ちの変化を問診している余裕のあるクリニックは、ほとんど少ないのが現状です。
昔から開業している先生ほど「きちんと問診」しているものの、その弊害として、受け入れられる患者数に限界があるため、「新規の患者さんはお断り中」というところが多いです。
一方で、開業年数がまだ若いけれど、高い志と気概を持って開業している医師もおりますが、そういう良心的な方たちは、ワークショップやグループワークなどを設けて、より多くの人たちが参加して、共同でお互いを見守る場を作っていたりします。
こういう工夫をしないと、患者さんが行き場を失ってしまうので、それであれば一人でもという考えで頑張っているクリニックもあります。
精神科・心療内科の現状
正直、このメンタルに痛みを抱えている人が多い現代社会で、医療としての精神科や心療内科だけで、心のケアをするということには限界があると私は思っています。
完全に飽和状態で、予約すら取れないことも普通にあります。
それに、精神科の先生はあくまでも医療行為が主軸で、問診としてのヒアリングをすることはあっても、「対話」に欠けるところがあって、ややもすると患者の「聞いてほしい」の気持ちに応えきれないこともでてきます。
口コミに「聞いてくれない」や「分かってくれない」というコメントが多いのは、これは医師の悪意ではなくて、医療への期待と現実のギャップなのだと思います。
がしかし現実的には、メンタルにダメージを受けている人に大切なのは、一対一の個人カウンセリングです。
これは私の考えですが、私は薬物療法の前に、カウンセリングがあってもいいと思っている立場にいます。
まずは臨床心理士(公認心理士)の先生のもとでカウンセリングを受けて、そこで気持ちの整理をしつつ、現実的に眠れないとかどうしても塞ぎ込むなどのケアとして、精神科・心療内科を使うという考えはあって良いと思います。
なかにはカウンセリングルームが近隣の精神科・心療内科と提携していて、臨床心理士の口利きで心療内科の予約がすっととれたりすることもできます。(心理カウンセリング中が前提で。)
私の場合は、↑このパターンで、先に心理カウンセリングをしつつ、不眠などを改善するために、カウンセリングが終わったら3分離れたところのクリニックまで歩いて行き、問診をして、お薬を処方してもらっていました。
夫がメンタルにダメージを抱えた時にも、市内の心療内科はどこも1ヶ月以上待ちだったので、まずは「カウンセリング」を先にすることを奨めました。
そこで夫は会社が提携している「産業医」のカウンセリングを3回ほど受けましたが、ただなかなか腑に落ちないようでした。
で、「やっぱり臨床心理士の先生を見つけた方が早いんじゃない」と提案しているうちに、幸いにも社内の状況が一変して会社に出社できるようになったのですが。
保険医療や、会社の福利厚生だとお金がかからなくていいですが、心が待ってくれない時もあるわけで、その機会原価を考えれば、まずは臨床心理士の心理カウンセリングを受けるのも悪くないと思います。
カウンセリングの心得
ただ・・・ここまで書いて突き放すようですが、臨床心理士も専門分野があるということと、相性も大きいので、高い料金を払ったけれど不調に終わったということも起こりえます。
そうならないためには、しっかりと先生の専門分野を確認することと、「どんなカウンセリングが受けられるのか」または「どういうカウンセリングを受けたいのか」というのが明確である方が、良い結果を産みます。
少なくとも、「家庭」なのか「仕事」なのか「人間関係」なのか、先生の専門分野と自分の課題問題のテーマは同じであるかを確認した方が良いと思います。
あとは、カウンセリングにもいろんな種類・手法があるわけですが、具体的な治療法は知らないまでも、「とにかく自分の気持ちを聞いてほしい」「気づきがほしい」「積極的にアドバイスしてほしい」と、この部分だけでもカウンセリング受ける側がはっきりさせておくとスムーズにカウンセリングが進みますし、終わった後の納得感がすごく違ってきます。
ちなみにカウンセリングは都内価格だと、45分または50分で8,000円〜15,000円というのが相場でしょうか。
これだけ高額だと、終わった後に納得がえられないと不信感しか残らないので、一番大切なのは、納得だと私は思っています。
もう一つ大切なのは、ある程度の予算を見積もっておくこと。
金銭的に不安を感じていると、なかなか「次は」と考えづらくなり、場合によっては月1とかケアをした方がいい時にも、結局続かなくなったりします。
徹底的に自分の気持ちを吐き出してすっきりして1回で「納得!」となることもあれば、自分の中に「宿題」ができて、また後日に宿題の答え合わせが必要になることもあります。
その時の心のダメージしだいでもあるので、そこはある程度の予算を含んでおく方がよいと思います。
カウンセリング受けました
実は私、1月にcotreeというオンラインのカウンセリングを受けていました。
久しぶりにメンタルが揺さぶられる事情がああって、それで自分なりにあがいてみたんですが改善しなかったので、ここ数年で規模を拡大している「オンラインカウンセリング」というものを受けてみる気持ちになりました。
実は、私の臨床心理士の先生が最近、介護でちょっと現場から離れ気味なのを知っているので、今回、古巣に頼るか迷いつつ、新しい先生探しに出てみました。
cotreeは、CPAが一時期提携していたところです。
2年ほど前にCPAとcotreeが提携していると発表があったのですが、今はホームページのどこをみてもないので、提携は解消されたのかなと勝手に推測して、自分でサイトに登録し、いろいろ検索をして、そしてとある臨床心理士の先生を見つけました。
で、オンラインカウンセリングを受けて、あと他に、いろいろと自分を省みるカウンセリングを受けて、そして徐々に心が軽くなって・・・で、いきなり10時間勉強開始!に至ります。
正直、私の経験からは、心がこんな風に軽くなるなんて「躁鬱なのか」と怖くなったくらいで、最初はハラハラしていました。
でもどうやらそういうのではなくて、つるっと自分の本来の顔が出てきて、伸び伸びと勉強を始めたわけで、あまり心配しなくても良さそうだということがだんだんと分かってきました。
勉強とメンタル
当初、CPAがcotreeと提携したと知って、すごく「わかってんじゃ〜ん」と思っていました。
勉強をするって、特にこれだけの勉強をするのって、並大抵のことではありません。
公文の先生をしていて気づいたのは、「本当に家庭内が平和な子ほどよく伸びる、よく集中して勉強できる」ということです。
反抗期で心が乱れても勉強量は減りますし、家族がもめても勉強量は減ります。
私は勉強に関する面談をお母様方と頻繁にしていましたが、その中で、嫁姑の涙、夫の不倫の涙、自分の病気の涙、たくさんお話を聞かせていただきました。
やはり、言いづらいですが、ご家庭内にトラブルがあると子どもの心は安定せず、特に宿題はなかなか難しかったです。
ご家庭の安定は、その子が「変わらずに宿題をしてくる」だけでなく「いつも同じ時間に公文をやっている」様子などからも察することができました。
また思春期になっても、ホルモンの乱れで勉強量減りますし、一人の子を見ていても、勉強がよく進む時期もあれば、滞る時期もありました。
子どもにとって勉強期間は、幼・小・中・高と十数年の期間があって、公文はその間ずっと伴走していくわけですが、この長期間一度も崩れずに勉強し続けられる子は一人もいません。
やはり何かしら小さなことで崩れる期間は、誰にも起こり得ることでした。
うまく勉強できない期間は誰にでも起こることで、それは小さなこともあれば、自分一人では解決できないことも、そして長期間にわたることもあります。
そういう時こそ、きちんと他人の手を借りて、自分以上の物事に多様な価値観で対処して、乗り越えて、そうやって自分の生活を取り戻すことは、ものすごく大切なことです。
正直、資格予備校の先生だけで、そういうメンタルのも含めたいろんな事情に応えられる人はいません。
ぶっちゃけ言ってしまうと、予備校講師にできることは学習相談であって、学習環境を整えることは「各自」がすべきことで、学習環境が不備で勉強時間がとれないというような相談にはのれないというのが現実です。
でも、勉強時間がとれない人のほとんど多くの人は、「甘え」とかではなくて、実はそれなりに「理由」があって、とても些細なことのように見えて、それはちゃんと解決しないといけないことだったりします。
そういう時には、特に自分の心や、家の事情だったりするならば、カウンセリングで他人の手を借りることも肝要なことです。
まずは。
自分が勉強に集中できるために、一旦、いろいろと考えずにカウンセリングを受けるというのも、良い選択肢だと思っています。
やまけん先生も言っていますが、もうみんなよく頑張っているわけですよ。
講義を何十回分も受けて、それでも必死に勉強しているわけで、甘いなんて思いもしません。
うまくいかない時には、助けてと騒ぐのが一番です。
人に迷惑をかける騒ぎ方(壁に穴をあけちゃうとか)はダメですが、誰か頼れそうな手を見つけてつかむことは、人生、何度もそういう瞬間はやってくるので、そういう時こそ、人の手を掴んでいいと思っています。
勉強は「一人でする」と思っている人は多いと思いますが、それはとんでもない大きな間違いです。
勉強は「自分を含む環境の中でするもの」です。
自分と他者(周りの環境)をスパッと上手に切り離して、自分の気持ちを切り替えられる人もいますが、それはごく少数の限られた人だけです。
それに、自分はメンタル強いと思っていても、気づかないところで挫けることもあります。
ちょっと前の自分は強かったけれど、今の自分は弱いということがあっても不思議なことではありません。
うまく勉強が進んでいる人もいますが、その人は幸運な人です。
でもそうではない人の方がほとんどで、つまづきながらも止まりながらも、それでも「今日はちょっとでもやろう」って進むわけで、それはその気持ちこそが素晴らしいのです。
ただもし、その「気持ちだけ」で進んでいけるなら、自分を信じて一つ一つ積み上げればいいのですが、もし自分の気持ちが整わないのならば、他人の手を探しましょう。
というシンプルなことを、ただひたすいら言いたかったです。
ということで。
婦人科とメンタル喋ったら、字数6000字を超えました。
自重します。
その他のかかりつけは、また気が向いたら書きます。