夜中なんですが、LECの富田講師の解説&講評を見ました。
あと、TACでの解答速報で、1級を採点しました。
[1級]
商業簿記 : 15/25
会計学. : 13/25
工業簿記 : 15/25
原価計算 : 17/25
合計 60/25
う・・・ん。
手応え的には易しい回だったとわかる分、そこに自分が点がとれていないことに、ショックはあります。
すごく惜しい感じの点数だけど、多分、この数字しか取れなかったところから70以上を当然に出せる領域までは、それなりに距離は遠いと思うべきだということは、わかります。
それと、最初に書いた答えが正解だったのに書き直して失点してしまった、という問題も多いので、これも勉強が定着していない証拠だと思いますし、そうすると、これは安易に喜べない点数です。
もう一度、自分の不足を直視しないと。
■ 2級講評を視聴して
151回や153回で難しい回が出て以降、LECの富田先生の解説動画が有名で、知っている方も少なくないと思います。
先生は、昨今の2級の作問には、かなり厳しくご意見されていますが、でも毎回、良問には賛辞を率直に述べているので、良いものはいい、悪いものは悪いとおっしゃる方だと私は思っています。
その富田先生が、今回も唸っていました。
時々、「受験生さんが」と言いながら悲しい顔を何度もしているところが印象的でした。
その先生の弁に乗っかって、私も少し思うところを書きたいと思います。
私は、出産直後に2級を受けているのですが、それは連結が出る前の時代の試験でした。
その時と比較して、問題の難易度が遥かに高くなったことはもちろんですが、会場の様子が全く違うことに驚きました。
その昔も、途中退席はありました。
でも、今日の途中退席は、以前とは比べものにならないほどの人数の方が、途中退席をしたように感じます。
私は前の方の席だったので、あまり全体がどうだったのかわかりませんが、試験管が頻繁に、途中退席者の近くに寄っていくのが感じられました。
中盤もすぎて後半近くになると、乱暴に退席した方がいたらしくて、試験官が2名で慌てたようにフォローしにいく空気を感じました。
作問された方は、一度、試験場の様子を見られた方がよいのではないかと思うほどです。
早々に退席する勉強不十分の方もいるのでしょうが、後半に帰られる人は違うように思います。
数年前の途中退席者の数と、今回のその数、カウントできたとしたら、差はあるのではないでしょうか。
私自身については、今回、特に批判のある第2問と第3問は、部分点狙いでした。
まず資料が多いのと、なにより見にくいです。
限られた時間の中で、相当な量の資料が与えられているのだから、見やすくしてくれてもいいのでは思いました。
第2問は、初見の印象は、とにかく導線がぐちゃぐちゃで、目がうまく動かなくてしばらく迷いました。
社債の打歩発行にしても、まんま解けばいいのか、探りをいれたくなってあれこれ考えてしまったし。
時系列でとけばいいのか、有価証券の保有目的別に分類して解くのがいいのか、各証券ごとに解くのがいいのか。
だって、7種類も証券があったんですよ。
それも期中の動きも、7種バラバラ。
目じるしをつけながら、動きを追っかけるにしても煩雑すぎて、自分が正確に数字を拾えているか、何度も不安になりました。
連結の方は、P社の前T/BとS社の後T/Bが並んで試算表になっているのを見ただけで、なんかもう美しくないというか、秩序が乱れているというか、すっきり感ゼロというか。
決算整理仕訳もさせたいし、連結もさせたいから、こういう合わせ技をしたのかもしれませんが。
P/LもS/Sもないし。
いつもなら整合性を確かめながら資料の数字を組み合わせるのに、それができないままに、ただただ数字を当てはめる感じになるので、解いていても不安一色でした。
資本連結を取り掛かろうとするも、繰越利益剰余金に関しては、P社の前T/Bからの損益まで拾わないといけないわけで、煩雑すぎて断念しました。
あまり深読みせずにシンプルに真正面から資料を読んでそのまま出せばよいものもあれば、深読みしたくなる資料もあって、すごく頭の中が混乱しました。
富田先生が、「問題の意図が見えない」ということを指摘していましたが、そこは特に共感しました。
何をさせようとしているのかが、わからない。
ものすごく変な数式を解いている気分でした。
最終的には、拾える数字だけ出した・・・です。
だから、配点箇所が少しでも自分が確信をもって拾えたところとズレたら、それだけでもうアウトです。
工業簿記の方は、1問だけ答えを控えるのを忘れたのと、1問ミスをしたので、2問か1問間違えました。
仕訳もできたので、あとは、例の商業簿記第2問と第3問しだいというところです。
どんなに酷い回でも、合格しなければという気持ちで取り組んだので、とにかく合格していてほしいです。
落ちたら、ひたすら恥ずかしい。
(会計士受験生の看板あげられなくなる。)