社会人受験 | 子育てしながら◆公認会計士試験◆

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*・*・*小学生娘の母*公認会計士試験に向け学習中*・*・*

昨夜は、娘の腹痛が酷く、泣きながら、時々大声を上げてのたうち回っていたので、膝下をさすり続けました。

 

相当な痛みだということは、泣きの様子で伝わりました。

 

15分ほどのサイクルで痛みに波があって、落ち着くと、うとうとするんですが、また時間がたつと痛みで目が覚めて、泣きながら転げ回っていました。

 

これはもう、救急に行こうか。

 

そう思ってしばらく、何回目かの後で眠りに落ちたので、ひとまず胸をなでおろし、私も夫も寝ることにしました。

 

途中、ふがふがと口を動かしていたので、嘔吐も始まるかとヒヤヒヤしましたが、痛みがおさまってよかった。

 

私も寝不足になり、今朝は夫のお弁当は勘弁してもらい、夫だけを仕事に送って、今日は家で娘と過ごしています。

 

 

久しぶりの腹痛でした。

 

紫斑も少し大きく再燃していたので心配をしていたのですが、案の定、なかなか簡単には良くなりませんね。

 

*娘はIgA血管炎という病気です

 

 

■ 社会人受験生というテーマの動画

 

昨日、Twitterでとある社会人受験生の方が、「動画を見て落ち込んだ」的なことを書かれていたので、もしやと思ってYouTubeを見ました。

 

ありました。

 

最近、人気のアツい会計士さんがいまして、その方が社会人受験についてコメントしている動画がありました。

 

Twitterの社会人の方が落ち込む理由はすぐに想像できましたが、一方で、その会計士さんの言わんとしているところも理解できました。

 

 

 

それにしても、このテーマは重いです。

 

というのも、公認会計士試験においては、大学生と受験専念生が優位とされ、社会人は受験するのはちょっと…という空気が色濃いからです。

 

「社会人には不利」と言われる試験といえば、公認会計士と医師国家試験ぐらいでしょうか。

 

お医者さんについても、社会人経験者が医大を受験するなら、地方じゃないと受からないよと言われています。

 

近年、社会人経験者をウエルカムとする士業が増えている中で、今も若手や現役大学生をよしとしているのは、医師国家試験と公認会計士試験ぐらいではないかなと思います。

 

 

一方、公認会計士試験よりも受験勉強時間が膨大な司法試験については、近年では社会人もウエルカムです。

 

司法試験で有名な伊藤塾も、社会人受験生についてのケーススタディを出しています。

 

日弁連も社会人合格者のケースをあげています。

 

社会人が働きながら合格するための勉強について、あちこちで普通に語られているので、司法試験は社会人を受け入れる土壌ができていると思います。

 

 

 

でも、公認会計士はなんでこんなに社会人に厳しいのか。

 

思い当たる理由はいくつかあります。

 

 

まず協会ですが、公認会計士協会は、10年くらい前には社会人受験生を歓迎するムードを出していました。

 

で、合格者大量排出時代が到来したわけですが、その際に、事業会社で会計士が活躍するという旗印に賛同する大企業を増やすことができず、また監査法人の受け皿も簡単に増えるわけもなく、多くの難民合格者を作ってしまいました。

 

そこから現在まで、社会人の受験ウエルカムの空気が消えてしまったという背景があります。

 

また、監査法人でも、若手採用が優先されるという現状が維持されています。

 

それもあって、大手の会計士の学校では、大学生や受験専念生が短期間で合格できるように、一般的に2年のコースが王道で、社会人対応はしていないことが普通になっています。

 

会計士は2年で合格、もう一巡したとして3年で合格。

 

試験範囲が膨大で、直前期には相当な勉強時間を用意しないと受かりきれない、受験の長期化は危険、そういう考え方が一般的になっています。

 

 

 

他の資格試験では、特に司法試験はそうですが、社会人の受験期間は大学生のそれよりは長くなるものの、時間はある程度かかっても合格するための方策が、いろいろなパターンで提示されています。

 

きちんと「ケーススタディ」を、日弁連も法曹界も学校も集めているのが見てとれます。

 

公認会計士の試験よりも、司法試験の方が範囲は広いですし、記述の量も膨大だけど、合格までの戦略がシェアされています。

 

とはいえ当然、司法試験でも受験専念生の方が断然優位なのは明白ですし、専念する勉強が王道です。

 

ただ王道の専念生だけではなく、社会人受験生の間口もきちんと開けて用意しているところが、公認会計士試験とは違うところだなと思います。

 

 

まぁ、こればっかりは業界の体制、監査法人の受け入れや、協会の方針にもよるものなので、公認会計士試験の社会人受験生が苦労しているのも自明の理なのかと思います。

 

 

 

話は戻りますが、Twitterで肩を落としていた社会人受験生の人ががっかりしていたのも、「ケーススタディ」が、どこを探してもなかなか見つからないことが、一番辛いのではないかと推測します。

 

これが、社会人合格者が「ゼロ」っていうのなら諦めるだけなのですが、合格している人はいるわけで、その人たちがどうやって勉強をして、どれくらいの期間をかけていて、どういう戦略で、どういうモチーベーションでいたのか。

 

そういうケーススタディを見て、知って、その上で、自分は受験に突入するのか撤退するのか、専念に切り替えるか、社会人と受験生を併走し続けるのか。

 

とにかく「情報」が欲しいのが、社会人受験生の一番欲しいものではないかと思います。

 

社会人なのだから、自分で判断できるでしょうし。

 

その判断の材料となるケーススタディすらも、公認会計士試験業界としては不足していると、私は個人的には思います。

 

 

 

最後に。

 

ここまで書いて、ちょっと…議論を誘発しそうな気もするので、今日の記事については、コメント欄を閉鎖します。

 

身勝手な判断となることを、お詫びいたします。