2023121

神経性食欲不振の診断のもと、緊急入院。

徐脈(10秒間8回)、心拍数低下、血糖値49。手足もずっと冷たい。ケトンが出ていないのが唯一良かったと言われた。

心臓がいきなり止まるかもしれないから緊急で処置が必要と言われ、車椅子に乗せられ、レントゲン・採血をした。

さっきまで歩いていたのに急に車椅子移動になり、文句を言い続けるいっちゃん。

一生寝たきりになりたくないよね?と医師から言われた。

ナースステーションの横の部屋、1番目が届くところで管理しますと言われた。

血糖値49なのでまずは食事を出された。


『きのこの炊き込みご飯・ホキの塩焼き、キャベツの和物、里芋煮』

パサパサで美味しくないと、きのこ3つと里芋をつまようじぐらいの量だけ食べた。

やはり食べれない。

14時。昼を食べれていない母はお腹ぺこぺこだけど、いっちゃんは空腹すらも感じなくなっている。


食べれないし、脱水がひどく、血液検査の結果も危険な数値が多かった為すぐに点滴が始まった。

医師は摂食障害の問題だけではなく、1型があるからかなり慎重にみなくてはいけない。食べれないからとインスリンを入れないとケトンが出てしまう。とりあえず基礎0.224時間入れ入れ続け、ボーラスはなしに。


血糖値も食事のカロリーも見せない。

面会は母のみ、週115分と指示が出た。

基本ベッドでトイレや移動は看護師と一緒に全て車椅子。携帯もテレビもシャワー禁止。

本当はダメだが配慮で許可されたのは本。

ただ内容を一度確認してから時間を決めて。


まずは1800キロカロリー摂取目標。

それが3日クリア出来たら、少しずつ解除。


医師がいっちゃんと私に摂食障害の説明をしてくれた。

本人のせいでも家族のせいでもない。

病気のせいだから。

今はめちゃくちゃ辛くてもしっかり治療すれば治るから。

まずは身体に栄養を与えてあげよう。

病気の説明を受けながら、全て症状が当てはまることにまた泣けてきた。


 

急に入院が決まった為、準備が必要なこと、ポンプ交換が対応出来る看護師が平日しかいないこと(交換日は土曜日予定、いっちゃんは交換出来るが最後の取り付けが出来ない)ポンプセットを取りに急いで戻ることに。

自宅に戻るまでの車で30分、ずっと我慢していた涙が止まらなかった。



治らない1型、治る摂食障害。

どちらもなんでいっちゃんなんだろう。

1型で血糖値が上がることを気にしすぎたから摂食障害のきっかけになったのか、

私の仕事が食に携わるからなのか。

4姉妹の長女で頑張りすぎたからなのか。

理由を探しては私がもっとこうしていたらの気持ちが止まらなかった



入院が決まった時に

『ただでさえ1型で迷惑をかけているのに、入院したらまた迷惑をかけてしまう。』

そんな風に思わせちゃっていたことにも、もっと早く病院に連れてきたら

と後悔が止まらなかった。 


12月生まれの私。

12月1日にたくさんのサイトから、クーポンとおめでとうございますメールが届いた。

めでたくない気持ち。

悲しく辛い1ヶ月がはじまった