こんばんは。
岡田知子です。
今日、すっごい小さなことなんだけど、
勇気を出して
「いつもと違う選択」をしたんです。
ちょっと長くなるけど、
よかったら最後までお読みください。
それは、とある飲食店での事件がきっかけでした。
雑談しながら待っていた時のこと。
私の背後から、ガチャガチャと音が聞こえてきました。
『ガチャガチャ言ってるなぁ。そろそろ飲み物来るのかな。』
そう思って少しした時、じんわりと背中が温かくなってきたんです。
ん?
なんか背中あったかくない?
そう思って振り向いたら、
私の背後に立つ店員さんが、コーヒーをトレイにひっくり返したみたいで、それをせっせと拭いていました。
え?まさか?
そう思って自分の背中を触ってみたら、
濡れてる。
結構しっかり濡れてる。
思わず、
「あの、私の背中にも、かかってるようなんですが。」
と、店員さんに声をかけると、
「わ!すみません!!大丈夫ですか?!」
…ではなく。
「あ…そっか。」
という返答。
え?
あ…そっか?
何が?
何に納得?
え??
(岡田混乱)
店員さんは、大した動揺も見せず、
今までトレイを拭いていたふきんで、私の背中を拭き始めました。
いや、それもうずぶ濡れやし!
余計コーヒー付くんちゃうん?!
「あのー、乾いたタオルとかないですかね??」と言うと、
「あ…」と、ほかの店員さんのいる方に目線を。
同じように目線を辿ったら、ほかの店員さんも立ち尽くすのみ。
なんでやねん(笑)
その後、濡れおしぼりや紙タオルが登場し、
同席していた知人たちがタオルやらハンカチを貸してくれて(感謝です!)
店員さんと共に拭いてくれました(ありがとうございます!)
何しろ背中なので、自分では拭くこともできないし
どういう状況かも不明。
結果、グレーのニットだったので、
「とりあえず目立たない」
「乾いたらシミも消えるだろう」
ということになりました。
が。
帰宅後セーター脱いで背中を見たら、
残念ながら、あちこち茶色いシミになっていました。
悲しみ(´・ω・`)。
「仕方ない。洗うか…。」と念の為、洗濯表示を見たら、
「ドライクリーニング」の文字。
さあどうする。
自分で洗うか。
クリーニング屋さんに、シミ抜きに出すか。
ていうか、
シミ抜きに出すなら、クリーニング代…請求してもいいのかな…。
さあどうする。
「わざわざ言うの、いやらしいよね。
一度自分で洗ってみて、無理ならクリーニングに出すか…。」
という、こと無かれ主義のいつもの私と
「いやいや、お店に責任があるんだから、クリーニング代請求したらいいじゃん!」
という、なぜか強気な私とのせめぎ合い。
それから1時間、悩みに悩みました。
その飲食店が、知人の知り合いのお店だったということもあり、
(知人にもお店の人にも、
たかだかコーヒーのシミで、クリーニング代を請求するなんて、
ちっさいと思われるんじゃないだろうか)
と、大きく見せたい自分が登場したり、
(もしかしたら、何かでまたお世話になるお店かもしれないし、
何も言わない方がいいんじゃないか)
と、良い顔しいの自分が登場したり、
(わざわざクリーニングに出すなんて、大げさだよね。。家で洗えばいいよね。。)
と、ことなかれ主義の自分が登場しましたが、
(ユニクロのニットだけど、今年買ってまだ3回しか着てないんだよね。
シミができてる今の状況は結構ショック。
もう一度シミのない状態で着たい。
自宅で洗って毛羽立つのはちょっと嫌。
じゃあクリーニングでシミ抜きすればいいけど、
クリーニング代を自分でだすのは、なんか『納得いかない』って思ってる。)
という心の声が一番根底にあることが判明。
(だったら、お店にちゃんと話して、
クリーニング代を出してもらえるか、
一度聞いてみたらいいんじゃないだろうか)
という結論に至りました。
それでまず、知人に事情を説明し、
お店に連絡をする了承をもらってから、お店に電話しました。
私「あのー、今日コーヒーこぼされた者なのですが…」
店「あ、はいどうも。どうされましたか?」
私「残念ながらあちこちシミになってしまい…、表示を見たら『ドライクリーニング』なので、クリーニングにシミ抜きに出そうかと思いまして」
店「そうですか」
私「そのお代をお願いしても良いですか?」
店「分かりました。今度領収書をお持ちください」
私「ありがとうございます。ではお持ちしますね」
あっさり決着。
超ドキドキしたけどさ。
こんなもんなのか。
ざわざわしてた
心もすっきり。
もしかしたら、
「コーヒーごときで、クリーニング代請求て!」と思われたかもしれない。
それでもいい。
私は言うべきことを言えた。
そんな自分に何よりすっきり。
これって、前に記事に書いた
に少し通じるなって思うんだけど、
人の目とか、イイ人でいたいとか、
その前に自分の声をちゃんと聞こう。
改めてそう思いました。
おそらく、はたから見たら
すっごく些細なことだと思うのだけど(笑)
私にとっては、いつもと違う選択をして、ドキドキざわざわのひとときでした。
たかがコーヒーのシミ。
されどコーヒーのシミ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
以上、岡田知子でした。