今朝、うちで購読している朝日新聞の一面に、体操の大会でAI(人工知能)による採点支援システムが初めて全種目に導入されたとの記事が載っていて、それを開いた裏側の2面には、町田樹さんによるフィギュアスケートについての考論も載っていたので書いておくことにします。

 

記事によると、「人が裁く体操の審判は過酷」だそうで、「基準が変わらぬように同じ人が朝から晩まで、審判を務める」

しかも「休憩が一日15分のこともある」とのことでした。

 

そして国際体操連盟の会長は、AIシステムが導入されたことで「公平で透明性のある判定を受けられるようになると会見で胸を張った」とのことでした。

 

そして町田さんの考論では、「フィギュアスケートでは、ジャンプの回転不足やエッジの傾きといった部分で、多くの選手やファンが「今のは正しかったか」と声をあげているので、「技術点の部分はAIをどんどん導入すればよい」が、「芸術性の部分は人が見るべきだ」と思っていると。

 

「人の審判であれば、バイアス(偏り)はあるかもしれないし、人によって評価が違うかもしれない」が、「それでいいのです。それが芸術です」と。

 

「その代わり、匿名性は排除されなければならない。ジャッジは自身の名にかけて、品位を持った採点をしないといけない」と。

 

「AIの教育者は、あくまで人間で、何をどう評価するのかを定義するのは人間」そのことを忘れなければ、「判定をAIに委ねたからといって、人間の尊厳が失われることにはならないと考えます」とのことで、共感しました。

 

 

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