手術日(まずは切除術) | 隆起性皮膚繊維肉腫になりました~DFSPってなに?

隆起性皮膚繊維肉腫になりました~DFSPってなに?

隆起性皮膚繊維肉腫(DFSP)という皮膚がんになりました。100万人に5人という珍しい病気らしくて、体験者の情報があまりないので、誰かの参考になればと思いブログを始めました。

さて。

翌日目が覚めると、それはもう手術の日。朝早くから点滴をつながれます。手術は今日の2番目ですって。

 

11時。手術の時間が迫り、手術着に着替えて手術室へ歩いていく。普段ならここで家族に会って「がんばってね」と手のひとつも握るんだろうが、コロナのせいで面会禁止。そんな感動的な場面もなく、粛々と手術室の自動ドアの中へ進む。
手術室のベッドは狭い。そして暖かい(うれしい)。そのあとのことは覚えてない。
今回のわたしは、「下半身麻酔+眠る」という麻酔だったらしい。寝てしまうので違いはわからないけど、全身麻酔よりは負担が少ないらしい。(ちなみに、レセプトの点数も全く違うらしいです。これは術前の麻酔科医の説明時に、興味があったので尋ねてみました。)

なるほど。術後のわたしは、上半身は比較的早く元気になったようです。手術にかかった時間は覚えてないですが、13時半ごろに夫にラインをしているので、そのころには麻酔から(上半身は)覚めていたってことですね。呂律が怪しいながらナースさんと会話したし、テレビ見たりもした。

けど下半身が全く動かない。叩いてもつねっても全く感じない。なんだかこのまま戻らないんじゃないかと不安になってきて太ももを何度もつねったら、青あざができてた(笑)
数時間経つうちには少しずつ下半身の感覚も戻ってきて一安心。ちょっとだけ動くようになったので、芋虫のようにズリッ、ズリッと寝返りをうつ。

 

 


18時。24時間ぶりの食事をいただく。薄味ですが、おいしくないってことはないよ。昨日のうちにふりかけもGETしていたので大丈夫!(←何が?)

 

そろそろトイレも行きたくなったけど、いちいち看護師を呼んで付き添ってもらわなくてはいけない。トイレ付き個室なのに、ほんの数歩も一人で歩いてはダメだって。絶対こけませんよ!と思うけど、病棟で患者の転倒がどれほど大問題なのかは察しがつくので、おとなしく従う。

 

痛み止めを所望いたす。実はオペ前から頭痛がしていたけど、オペが延期になると嫌なので黙ってました(笑)多分、翌日が雨なんだろうと思ったので。(いつも雨の前日には頭痛がします)

でももう手術は終わったので、素直に(!?)「頭が痛いです」と申告して、鎮痛剤を処方してもらう。

 

そうして、入院2日目、手術の日は過ぎてゆきました。