最優秀賞 パラシオ・デ・ロス・オリーボス エキストラバージンオリーブオイル

OLIVE JAPAN SHOW2022

これまで以上に、

わたしにとって特別な機会となりました。

最優秀賞を受賞したPalacio de los Olivos。

嬉しかったのは、パラシオ生産者のラウル達や輸入元のわたしと同じように喜んでくださる方々がたくさんいたこと。

「智子さん、ホントにおめでとう！！」と、わたしの目の前でウルウルしてくださる方々が何人も…

それなのに、わたしが涙をひとつぶもこぼさず過ごせたのには裏話が。笑

それは授賞式で、わたしもスピーチをしなくてはならないことを開始前5分に知ったから！

アルゼンチン大使や、これまで何度も授賞している方々のあとに、ぶっつけ本番のわたし。汗

「えええ！ラウルたちの想いや、これまでのこと、なんて伝えよう」と一瞬考えてるうちに、

すぐにわたしの番がやってきました。

自然の植物であるオリーブ。

リンゴやスイカと同じように厳密に毎年同じ味わいではない。

けれども、6年連続金賞受賞していることが奇跡だと思っていた。

さらに今回は最優秀賞。

彼らがどれだけ嬉しかったことか、大変な経験などいろいろなことから、どれだけ報われたことか。

天気や病気など、環境の変化に対応して生きていくのは人間と同じ。

いや、むしろ人間より難しい。

だって「暑すぎる！どうにかして」とか、

口が聞けないし。

パソコンの前にいてはなにもわからない。

実際に毎日畑をまわって観察するしか。

歩いて、目でみて、触って、確かめるしか、ない。

そんな彼らに尊敬の気持ちが溢れている。

素晴らしいコンテストのおかげで、日本の皆さんに知ってもらえることが嬉しい。

「ぼくたちが手がけた最高のオイルを食べてほしい！」そんなラウル達の想いがのった味わいを、

わたしがしっかりあなたにお届けします！！

どうぞよろしくお願いいたします！！

こんな内容を伝えたかったのだけど…、

まったくもって抜けてしまったまま、

あっという間にわたしの話しは終わりました。

そういうことで、

涙もでることなく終了です。

涙はラウルたちに会うときまで、とっておきます。

…と思ったら、

自宅について、エレベーターを待つ間のこと。

イヤホンで聴いていた藤井風さんの「旅路」を聞いていると、

なんだかこれまで10年以上続けている輸入のことを走馬灯のように思いだしてしまったんです。

あーあ

僕らはまだ先の長い旅の中で
誰かを愛したり　忘れたり
色々あるけど
あーあ
いつの間にかこの日さえも懐かしんで
全てを笑うだろう
全てを愛すだろう

旅路 ／ 藤井風

エレベーターにのり、扉が閉まると同時に、

ふいに頬をつたう涙が。

出始めたら、涙が止まりません。

ひとりだから、余計に。

いろいろなことがあったなぁ…って。

こんなピンチどうしたらいいの？と

崖っぷちに立たされたこと、

もうダメだ！とおもったこと、

何度もありました。

しかしおかげさまで、いまも継続しています。

そして今日のような、

これまでのインポーター人生を丸ごと肯定されたような嬉しいことを体験させていただけた。

ラウル、ルイス、スタッフのみんな、

販売店の皆さん、

お客さん、

友達や家族、

わたしに関わってくれたすべての方々。

いろいろあったけど、

いろいろあるけど、

「ありがとうございます」って気持ちしか残らなくて。

きっとこれからも、想定外のことがおこる。

でもその度に、

パラシオと、パラシオが好きな方々と

向き合うことを大切にしていきたい。

心からそう思います。

今年の味わい、最高でした。

わたしの手にまでエメラルドグリーンの光が反射しています。

今回は、販売ブースをだしてなかったので

「今日買おうと思ったのに！」と、　

何人もの方々に言わせてしまいました。

こんなに声をかけてもらえると想像もできてなくて、

申し訳なかったです。

会場でも、どんどん注文が入り、

予約くださっていた方は追加をされて。

電車に乗っていても、

珍しく携帯のメッセージがピコピコなりっぱなし。

メッセージをひらけば、

嬉しいお祝いのことばとともに、ご注文がはいっていて。

まだ到着していないのに、

アルべキーナ種は完売してしまいました…！

ピクアル種の追加を思い切った量をしておいて

本当によかったです。

とはいえ、その追加分も、ここ数日でもう20ケースも残っておりません！

(本当に欲しい方は、今回はお早目のご連絡をください。秋まで在庫がもたないかもしれないです。)

日本に到着したら、すぐにお届けします！