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薬膳コンサルタント、干支読み士(算命学)をしています。
伊藤けい子です。
50代がらの身体と心の不調を改善
薬膳で、心を整える方法
神様と仲良くする方法を
綴ります
ホットフラッシュと冷えが同居する不思議
「顔だけ急にカーッと熱くなって、汗がふき出す。
なのに、手や足の先は冷たい…」
こんな経験はありませんか?
「暑いの? 寒いの? どっち?」と、自分でもわけがわからなくなりますよね![]()
今日は、この不思議な体の変化を、体のしくみと、薬膳(東洋医学)の考え方の両方から、やさしくお話しします。
ホットフラッシュってなに?
急に顔や首、胸のあたりが熱くなって、
汗が出たり、顔が赤くなったりすることを「ホットフラッシュ」といいます。
「のぼせ」「ほてり」ともいわれます。
更年期(閉経の前後約10年間)の女性に、
とても多い症状です。あなただけに起きていることではないので、
安心してくださいね。
体の中の「エアコン」が、ちょっとびっくりしやすくなる
私たちの脳には、「視床下部(ししょうかぶ)」という場所があります。
ここは、体の温度を管理する、エアコンのスイッチのような場所です。
ふつうは、体の温度が少し上がっても、
「このくらいなら大丈夫」と様子を見てくれます。
ところが、更年期になって女性ホルモン(エストロゲン)が減ってくると、
この「大丈夫なはば」がせまくなると考えられています。
すると、ほんの少し体温が上がっただけで、
「たいへん! すぐ冷やして!」と、大さわぎしてしまうのです。
その結果、体は熱を逃がそうとして、
顔のあたりの血管をぐっと広げ、汗をたくさん出します。
これが、ホットフラッシュです。
(ただし、ホルモンが減ることだけで、
すべてが説明できるわけではないことも、研究でわかっています。
まだ完全には解明されていない部分もあるのです。)
どうして「冷え」も一緒にくるの?
ホットフラッシュのあとは、かいた汗が冷えて、
ゾクッと寒く感じることがあります。お風呂上がりに、
ぬれたままでいると寒くなるのと同じです。
また、更年期は、血管を広げたり縮めたりする調整が、
ふだんよりうまくいきにくくなる時期でもあります。
そのため、顔は熱いのに手足は冷たい、
ということが起こりやすいと言われています。
薬膳では、どう考えるの?
東洋医学では、
「熱が上にのぼって、下は冷えている」状態を、
体のバランスがくずれたサインと考えます。
たとえば、おふろの水を思いうかべてください。
お湯は軽いので上にたまり、下には冷たい水が残りますよね。
体の中でも、熱が上に集まって、下までとどいていない、
というイメージです。
そこで薬膳では、「熱を上に集めず、体全体にめぐらせる」ことを大切にします。
今日からできる、くふう
- 重ね着をする 脱いだり着たりして、温度の調整をしやすくしましょう。カーディガンやストールが便利です。
- 首、手首、足首をあたためる 太い血管が通っている場所なので、ここを冷やしすぎないようにしましょう。
- ゆっくり息をはく ゆっくりした呼吸でリラックスすると、ほてりが落ち着く人もいます。効果には個人差があり、全員に効くとは限りませんが、お金もかからず、やってみる価値はあります。
- 「引き金」を見つける 辛いもの、お酒、カフェイン、熱い飲み物などで、ほてりが出やすくなる人がいます。ほてりが出たときに何を食べたり飲んだりしたかをメモして、自分の引き金を探してみましょう。
- 飲み物は、熱すぎず冷たすぎない「常温〜ぬるめ」に 温めることも大切ですが、ほてりが出やすい人は、熱すぎる飲み物が引き金になることもあります。
つらいときは、がまんしないで
ほてりが強くて、眠れなかったり、
仕事や家事に影響が出たりするときは、
婦人科の病院で相談してください。
症状にあわせた治療の方法が、いろいろあります。
また、ほてりや汗の原因が、更年期ではなく、
甲状腺の病気や高血圧などのこともあります。
「更年期だから仕方ない」と決めつけず、
一度、病院で調べてもらうと安心です。
・ホットフラッシュは、体の温度を調整するしくみが、
更年期にびっくりしやすくなることで起こると考えられている
・ほてりのあとの汗冷えや、血管の調整の乱れで、冷えも同時に感じやすくなる
・東洋医学では「熱が上にのぼって、下は冷えている」状態と考える(昔からの考え方) ・重ね着、首・手首・足首のあたため、ゆっくりした呼吸、自分の引き金さがしが、日常でできるくふう
・つらいときは、婦人科に相談してよい
体の中の「エアコン」が、少し不器用になっているだけ。あなたの体は、がんばっている最中なのです。やさしく見守ってあげてくださいね。
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