平成から令和になり、新年が明けました。(とっくにね。w)

 

今年も元気に迎えていますので安心して読んでくださいね。 (今年の目標:筋肉女子(おばさん)になること。)

笠井アナが悪性リンパ腫を患ったとのこと、朝はめざましテレビから特ダネまで見るのが日課なので、

密着を受けている笠井アナを見ると、色々思い出します。

 

当たり前だけど、笠井アナはずっと一人部屋のよう。私も何度か治療中に(部屋の空きがなくて)一人部屋になったりしたけど、

一人部屋って嫌いでした。用がないとナースも来てくれないし、一人だと余計なことばかり考えたりして。

大部屋で、病友さん(みんな入院生活が長いので友達になる)とワイワイしゃべって、笑い転げて、お菓子の交換したり

治療が先に進んでいる先輩さんから色々情報もらったり、そんな入院生活の方が明るくてよかったです。

短期で入院してくる人がほとんどいない血液内科の病棟は、ベッドの周りを囲うカーテンは寝るとき以外開けっ放しにしてて、

みんな仲良しでした。

 

病気の治療が上手くいく秘訣はなるべく笑って過ごすこと。

長い入院生活をなるべく快適に過ごすこと。(追加の枕もらったり、無圧マット入れてもらってベッドをグレードアップしたりしました。)

そしてできれば先輩患者と友達になって色々アドバイスを得ること。↑も患者同士の情報交換で教えてもらいます。ナースはそんなこと教えてくれない(数が限られているし)ので。

病院食もふりかけつけてもらったり、ちょっとしたカスタマイズはお願いするとしてくれるところもあるので、欲しいなら聞いてみるべし。

主治医には甘えること。「ぎもぢわるい~、薬出して~、とか。」 大体、劇的に効く薬が点滴に追加されて、すぐ楽になります。

何も言わず、あるいは回診時に「ちょっと辛いです・・」くらいだと、大丈夫かな、と判断して何もしてくれないこともあるので。

それと治療開始してから何回かはしょーもない菌にやられて熱を出すことがあって、抗生剤の点滴にお世話になることもあるのですが、

効く薬はすぐ体が反応してホカホカと暑くなってくるけど、効かない薬は無反応なので、先生に「この抗生剤は効いてない(耐性菌)と思う」と率直に伝えるのも大事。白血球が少ない時は重症化しやすいので早めに対処した方が自分も楽だし治療もうまくいきます。

最初は「もう暫く(同じ薬で)様子を見て、効果が出なければ変えましょう」とか言われるのですが、結局薬を変えることになるので、

回数を重ねると医師も「なんか感覚が違うのか?」と理解してくれるようになり、「じゃあ薬変えますね~」とすぐチェンジしてくれるようになる。

「これも効かない」「これはすごく効いてる」とよく伝えていました。 データとして現れるのはもっと後なので、外からではわからないんです。

そうやって医師と色々会話するのも大事です。

 

あと、食事は無理して食べる必要は全然なーーーーーいっ。 

栄養点滴で全然大丈夫です。むしろ、中途半端に残したり、吐いたりして食べたんだか食べてないんだか、、となるより、

ちゃんと計算された栄養点滴でしっかり1日分を補って、あとは食べたいものを食べたいときに食べたいだけ食べればOK。

栄養点滴をしていると血糖値も維持されてお腹が全然空かないので、食べないこと自体は何の苦でもないです。

なので私が入院してた時、食べたものといえば、カップラーメン、アイスクリーム、ポテチばっかり。おいしいから食べたい、と思うものだけ

つまんで、よくカフェラテを飲んでました。

要は胃が食べることを忘れなければいい(ずっと食べないと胃が機能しなくなるそう)ので、何週間も食べてません、とならないように、

食べたいときに’何か’食べればいいんです。

抗がん剤でグロッキーな数日間、無理して食事取るなんてしなくて全然大丈夫。

(↑は私の主治医の先生から言われたこと。)

食べたくないのは敗北でもなんでもないので、そんな時は楽~にゴロゴロしながらゲームやったりYouTube見たり時が過ぎるのを

気を紛らわしながら待つと良いです。

 

抗がん剤が辛い、きつい、と言われているのを聞きますが、私からすると「そうかな?」って感じ。

食欲がなくなる、なんとなくだるい、頭が重い、はあるのですが、どこも痛くないし吐くほどでもない。つわりの方がずっと気持ち悪い。w

なので昼夜問わず眠くなったらいつでも寝れるベッドの上でゴロンとしていればなんてことはない。

でもそこに「食べなきゃ!」が入ると一気に辛くなります。食べること考えるだけでゲンナリ。必要ナイナイ。

 

そんな感じなので、治療中は気持ちは楽しく、ダラダラゴロゴロ怠け者生活を満喫するとうまくいきますよ。

たまに更新しないと、このブログを見に来た闘病中の方を不安にさせてしまうよね。

1年に1回は更新しようと思っているのに、忘れてました。orz

 

そして骨髄移植から10年目。

今の私の状態は、、、’元気’以外の何者でもございません。笑

 

特にこの時期は忙しい。所属しているバレーボールのクラブチームの練習、スキー、

そして先日、ウン十年ぶりにスケートリンクに立ち、めっちゃ楽しかった。

なかなかこの年になるとスケート行く機会がないんだけど、スケート仲間を見つけました。ww

(小学生のころ、ちょっとだけフィギュアスケートを習っていたのです。)

 

そして、昨年末に闘病後から勤務した会社を辞め、病気になる前に勤めていた会社に呼び戻されて、

10年ぶりにそちらの会社で働いています。

前の会社も忙しかったけど、やっぱりこの会社って刺激的だわ。

とんでもなく忙しいけど、でも、楽しい。時間が後ろからグングン迫ってくる感じの中で、どんだけ効果出せるかっていう勝負が面白い。

 

ということで、もう白血病は遠い過去。何にも副作用なく楽しく激しい日々を過ごしています。

健康に気を付けるようになった、ということだけがあれから変わったことかな。

あ・・・最近太りやすくなって(歳のせいらしい・・・)こんなにスポーツしているのに、そこだけ困りますが、

とっても元気です。

 

今日は水泳の池江選手が闘病に入ったニュースが流れてきました。

東京オリンピックを目前に、、、でも、闘病自体はうまくいくと最短で6か月ほどで終わります。

そこからまたトレーニングしてアスリートの体に戻すのは本当に大変なことだと思うけど、

まだまだ希望を持って頑張ってほしいです。

 

この病気は現代医学では高確率で治るから!!!

私が身をもって証明してますよ。

 

こっそり本人が読んでくれるといいなぁ。。。

闘病中はとにかくうがいが重要です!うがいしてれば辛い様々な症状を回避できるから。

ある有名人の闘病ブログが話題になってますね。

 

私も闘病ブログを書いた一人ではあるわけですが、、、

闘病していた頃、自分の励みになったのは、同病から生還した人のブログ、

つまり、自分と同じ病に侵されながらも結果的に勝利した人のブログでした。

 

その人がどういう治療の経緯を辿ったのか、何をした時、どんな結果が出たのか、

治療の中でさまざまな薬を使い、途中で体調が変化したり、検査の値が悪化したり好転したりを繰り返す病との戦いの中で、これは良い兆候なのか、悪い兆候なのか、特に問題ないのか、自分の状態が勝利した人の状態と近いのか、そんなことを探るために必死に読んでいました。。

 

逆に病に倒れた人のブログは怖くて読めなかった。自分と同じ状況だったらどうしよう、自分も同じ道を歩むのだろうかととんでもなく不安になるから・・・。

 

私がこのブログを書き始めた時、途中でダメになるようなら、全て消してしまおうと思っていました。

同病者の方がこのブログを読んで、同じ不安を覚えたりしないように。

そして、勝利するなら必ず5年後までは更新を続ける、とも決意していました。

途中で更新されなくなっている闘病ブログは星の数ほどあり、それを書いていた人は生存しているのかどうかがわからない、ということも大きな不安材料になる。そんなブログの1つにしたくなかったのです。

 

私は生還して、ちょうど発病から7年(移植からは6年半)が経ちました。今は病気になる前となんら変わりなく、自分らしくエネルギッシュな生活(つまりは公私共にとんでもなく忙しいけど充実した生活)が送れています。本当に、あんな病気になったのに、元の自分に戻れるんだな、としみじみ実感することもあります。そして保育園児だった息子は小学校高学年になり、私の病気が何だったのかを話したりもしています。理解できる年齢になったのでネ。

 

私と同室の、病友だった方も元気なようです。

私たちが生還した理由、それはやっぱり病室でくだらないおしゃべりをしながらケラケラ笑い合っていたからかな。検査結果を見せ合っては一喜一憂し、不安になった時はお互い支え合い、そして多くの時間を笑いながら過ごしたことが、薬の効果を高めたり、免疫力や生命力を増加させたりもしたのではないかな、と思います。

 

あの有名人も、自分のブログが同病者に与える影響の大きさを考え、ブログを始めたなら特に!絶対に生還していただきたいと思います。

 

そしてその方のだんなさんにはひらすら前向きに、奥様が心に抱えている大きな不安を吹き飛ばすパワーを持って、明るく自然にふるまってあげてほしいです。

私は夫のそういうところにとても救われたから。