※約5年前の記事の再アップです。

久しぶりに見返したこの「思い出話」テーマのエピソード1は、私にとって本当に大切なもの。よかったら読んでやって下さい。



みなさん、こんばんはニコニコ



この前、この記事で私の東京時代の思い出話を書いて、その後のブログで、これからは時々、私の人生で起きたエピソードの数々(思い出話)を書いてみようかな、と書いたんですが。
※私の人生ネタだらけなので(笑)


いろいろピックアップしてたら、やっぱり結構たくさん出てきて、自分で面白くなって来たので、新たに「思い出話」というブログテーマ作っちゃいました爆笑てへぺろ



ちなみに思い出話は、時系列は全く気にせずバラバラで、ネタもビジネスネタとプライベートネタがありますのでご了承下さい照れ
中には両方が混じってるのもあるかも。



タイトルには、スターウォーズっぽく(?)【エピソード+数字】と付けてみることに




それでは、今日はどちらかといえばビジネスネタのエピソード1を書きますウインク
いきなりですが、文章にするのは初めてのエピソードで、しかも私にとってものすごく大事な出来事です。
簡単に人には言えないくらいの。





今までの人生で、人に言われて一番感動したセリフのエピソード。







それは、私がカフェを開業して数年が経った頃のこと。


これは開業間もない頃の店内




開業3周年直後に訪れたプチ燃え尽き症候群も乗り越えたはずでしたが、この頃私は、なんとなくくすぶっていました。


カフェ経営の方はそこそこ順調でしたが、理想の状態にはまだまだ遠い。
それなりに仕事も頑張っていたつもりだったし、やりたいことだってまだいっぱいあった。


けれど、実際は仕事への熱意が薄れ、なんとなく惰性でやっていた部分もあったと思います。


そろそろプライベートも充実させたい…ずっと恋愛からも遠ざかっていて、彼氏も欲しかった。


東京の友人から勧められ、ネット婚活をやってみたりもした。(結果は苦い思い出しかないw)




その頃、カフェスタッフとして重要なポジションにいて、公私ともお世話になっていた男性スタッフがいました。

元々は弟の同級生で、カフェのお客さんからスタッフになってくれて、まだ経営のことなどを相談できる人がいない頃から相談相手になってくれて、カフェ運営を支えてくれていた。
心置きなく何でも話せる友人でもあった。



その彼にも彼女ができ、結婚が決まった頃だったと思います。




その日、夜の営業を2人でやっていて、仕事が終わったあたりで、何の話をしてたかは覚えてないですが、私のくすぶってる感じを前から見かねていたらしい彼が、こんなことを言って来たのです。




それは、そんなこと普通言わないでしょ!?と、本当にびっくりする、そして言葉にできないくらい感動したセリフでした。




※注・彼は私のことを「お姉さん」と呼んでましたが、ブログ上、「ミヤコさん」てことにしておきます。




「もし、俺が近くにいる時に、ミヤコさんが命の危険に晒されることがあったら、その時は俺が身代わりになりますよ。」



「だって、俺よりミヤコさんの方がたくさんの人を幸せにできるから。」
(だから、ミヤコさんが死ぬより自分が死んだ方がいいと)





予想もしないセリフに、泣きそうになって思わず顔を手で覆いました。
そして、「何でそんなこと言うのー!泣かせないで…!」と言う私に、




「何やってんですか。早く本線に戻って下さい。」




…と言い放ったのです。



この時の気持ちは、何とも言い表すことができません。本当に感動しました。




誤解の無いよう、念のために言っておきますが、彼は私に対して恋愛感情は1ミリも持っていませんでした。
マジで、それは200%無かった(笑)
もちろんそれは私も同様。

いつもは、私に対してふざけたことやバカにしたようなこと言って、からかってきていた。



でも、この日のそのセリフには、ふざけた感じは無かった。




私のカフェから見えた、初夏の景色





男性が尊敬する男性に対して命を賭けて行動する…というのは昔はよくあったのだろうし、それならまだわかる。


でも、男性が女性に対して、(全く恋愛感情も無い女性に)こんなセリフを言うなんて、聞いたことない。
信じられない。普通はあり得ないと思う。


※本当にそんな命が危なくなる場面に遭遇することなんてないと思うけど、もしそうなったらやっぱり逃げるかもしれないんだけど、それは逆にそうしてほしいし、それで全然構わないと思った。




まさか、こんなことを言ってくれる人がいるなんて、光栄すぎて、ありがた過ぎて、いたたまれなくなった。



そして、今の不甲斐ない自分を恥じた。

あぁ、こんな中途半端なことやってる場合じゃない。もっと仕事頑張ろう!


私のことを、たくさんの人を幸せにできる人だと思ってくれてる人がいるなら、それだけで頑張れると思った。その期待に応えたい。


私も、元々そんな人になりたかったわけだから。
カフェを通して、たくさんの人を幸せにしたい。
そう思っていたのを改めて思い出した。

※カフェを辞めた今も、根本にある想いは変わりません。





世の中に、男性からこんなことを言ってもらえる女性がどれくらいいるだろうか。

スタッフからこんなことを言ってもらえるオーナーがどれだけいるだろう。



そう考えた時、本当に有り難くてもったいなくて、彼に対して感謝の気持ちでいっぱいになった。




こんなことを言ってもらえる私は、もしかして、めちゃくちゃ男前なんじゃ!?…とも思ったりした照れ





こうして、以後、私は新たな気持ちで仕事に取り組むことができたのですおねがい

その彼は、結婚後、奥さんの家に婿に入り家業を継ぐため、退職しました。




今はもう、ほとんど会えていないけど、感謝の気持ちはずっと変わりません。




あれから、仕事で行き詰まるたびに、人生に迷うたびに、あの時彼が言ってくれたセリフを思い出すのです。





今日は、私の大切な大切なエピソードを、初めて披露させてもらいました✨




カフェ経営は決して楽では無かった。
でも、彼を始め、たくさんの人に支えられて10年以上続けることができましたおねがい



一般営業の最終日に撮ってもらった記念写真







【2024年5月31日に追記】

今回のエピソードに登場している元スタッフとはもう長い間、連絡も取ってなくて、私の結婚の報告もしていないのがずっと気にかかってますショボーン

久しぶりに読み返して、このシリーズ、エピソード3でストップしてたけど、また「思い出話」テーマで書いてみようかなぁと思ったり思わなかったり。
(下書き保存したままのネタも発見しました笑)