みなさん、こんばんは
お待たせしました…!
起業して初めてどん底に落ちた話①の続きです。
心してお読み下さい…
カフェ開業から約8年。
この頃すでに、カフェでやりたかったことや、憧れていたことなど、ほとんど実現できていたし、何より、当初の目的であった「カフェ文化を広める」「カフェの楽しみ方を伝える・知ってもらう」をほぼ達成していました。
(もちろん私だけの力じゃないですよ。他のカフェも増えて、カフェ文化が浸透して、世間的にそういう状況になったということ)
なので、そういう意味では満足していたのですが…
次なるハッキリした目的を見出せないまま、漠然とした夢(そのうちに、企画・プロデュースやサポートの仕事をメインにしたい、飲食業の現場から少し離れたい、もっと収入を増やして楽になりたい)を持ちつつ、カフェを経営していくことになります。
まだまだ借入の返済も残っていたし、当時の私には、カフェ経営以外に、今と同じかそれ以上に収入を得られる道は無かったので、頑張るしかなかった。
だけど、いろんなことを試して頑張ってみても、売上はじわじわと下がっていきます。
このままでは、やっていけなくなるかもしれない…
そんな危機感に苛まれた私の元へ、知り合いから「カフェの新規出店話」が舞い込みます。
ある公共施設内の元飲食店だったスペースで、カフェをやってくれる人を探している…とのこと。
普通の出店に比べて、ほとんど資金がかからない、しかも家賃も売上に対して○%、という好条件。そして、ある程度の売上は見込める、という話でした。
実はカフェ開業当時から、1店舗だけではなく、いろんなタイプのお店をやってみたいという夢があった私。
でも、実際の経営状況からは、そんなことは夢のまた夢でした。
そこへ舞い込んだ、諦めかけてた私の夢が実現するかもしれない話…!
当然、私はやりたい!と思ってワクワクしましたが、一度は断念するんですね。
全く資金が要らないわけじゃないし、スタッフも必要だし、私も心理的・物理的に大変になるし、万が一うまくいかなくなった時どうする?…と考えると、やはりハードルが高すぎると。
なのに、神様のイタズラか、期間をおいてもう一度、その話を聞くことになるのです。
その時にはもう、どうしてもやりたい!と思っていました。
そして、相談した同業者の友人など複数の人が「やってみたら?応援する」と言ってくれ、新しいお店が落ち着くまでの間、既存店は長年一緒にやってくれていたスタッフが店長として守ってくれることになり、さらにグッドタイミングで退職する知り合いが手伝ってくれることに。
さらには、その当時知り合って間もない、とても信頼していたある経営者の方に相談したところ、全面的にバックアップしてくれることになったのです。
私が憧れていた方にも協力して頂けることになったのも嬉しかった。
その方の紹介で、新店舗の店長や、いくつかの仕入先も決まりました。
まるで、宇宙が応援してくれてるかのようにスムーズに進展したので、信じられないくらい夢見心地でいました。
今思えば、浮かれていたんだと思いますが、私は家族にはほとんど相談しないで決めてしまったのです。
※のちに、このことは家族からものすごく責められることになります。
さらに、全く貯金なんて無かった私は、新たに公庫から借り入れをします。
実は、開業時から一度も滞納することなく順調に返済していたので、信用ができていて、またいつでもお貸ししますよ、と言われてる状態だったのです。
2005年のカフェ開業時、ここにも書いてますが、運転資金ゼロ(どっちかといえばマイナスくらい笑)でやってしまって、とても反省していたので、今度はちゃんと運転資金分も用意しよう、と思って少し多めに借りたのです。
さらにさらに、両親の車がダメになってたこともあり、それまで乗っていた車を譲って、私は新たに車をリースで手に入れました。
この時点で、開業時の借り入れの返済+新たな借り入れの返済+車のリース代と、固定費が大幅に増えることになりました。
※当時、これ以外にも食洗機等のリースが残ってました。
もちろん、スタッフも増えるので、人件費も大幅に増えることになります。
それまでも、不安を感じるくらいのギリギリの経営状況だったのに、二店舗の売り上げで上記を賄わなくてはいけなくなりました。
はい!
この時点でゾーッとした人!!
あなたは正しい!笑笑
いや〜怖すぎるでしょ‼️
もっと冷静にいろいろ調べて、もっと冷静に考えたら、危険過ぎるのはわかると思うんですが…
ドキドキして来ました!?
本当に怖いのはこれからですよ。