子どもが小さい頃、思わぬ発熱で保育園から「お迎えコール」が入って慌てふためくことがあると思います。

 

私は長男が1歳の誕生日を迎えるという3月にエラい目にあいましたよ。

今も忘れません。

3月4日に保育園からTELで「おかあさーん。なんだかお顔が真ん丸くなってきました〜。おたふくじゃないかと思うので、病院へ行ってください」

 

迎えにいくと素人目にもおたふくでしょ!というパンパンにふくらんだ息子がいました。

「おたふくですね」と医師に言われ、法定伝染病のため、そこから2週の登園禁止となりました。

 

当時、私の両親は現役で働いており、病児保育もなく、私は年度末の忙しい時期に泣く泣く仕事を休みました。

そして2週間後、やっと保育園に登園することができ、私は出勤。

職場に頭を下げまくり、たまった仕事を必死でしていました。

 

なのに、その日の午後3時。

またもや「お迎えコール」です。

今度は「お母さん、朝はイボかなと思っていたのが、どんどん大きくなっています。水疱瘡みたいです。病院へ行ってください」

 

えーーーっ!

もう、その場にへたり込みそうになりました。

 

職場にまた事情を説明し、後をお願いをして保育園へ走りました。

息子の顔を見ると、おたふくの時と同じ、素人目にも一目で水疱瘡とわかる顔に豹変していたのでした。

朝見たツルッとした肌は見る影もありません。

 

病院での説明は、

「たぶん、おたふくと水疱瘡は同時に罹ったと思われます。おたふくが水疱瘡を押さえる力があるので、おたふくが治って水疱瘡が現れてきたと思いますよ。法定伝染病なのでまた2週間お休みですね」と。

 

さぁ、今度は2週間も休めません。

東京に単身赴任していた父、それから母、妹と家族総出で乗り切りましたが、結局、私はこの3月に働けたのは10日間だけでした。

 

長々と私の体験を書きましたが、1ヶ月に法定伝染病2つに罹患することも実際にあるのです。

 

みなさん、引き継ぎの準備は十分にできていますか?

 

ただ「子どもが病気で休むので代わってください」と一方的に頼むのか、必要な書類を揃え、「ファイルに必要なことはすべて一覧にして書き出してあります」「必要な書式もサーバーに保管してあります」と頼まれた人の負担をできるだけ軽くスムーズにバトンタッチできるように日ごろから準備をしておくのか。

 

この違いは、依頼される人、またその先につながる仕事相手(お客様のこともありますよね)に対する配慮や気配りによるものだと思います。

 

私は、長男(第一子)の時には、できるだけ前倒して仕事をすませるようにしてはいましたが、そこまでの準備はできていませんでした。

でも、この痛い経験を経て、その後は、常にtodoリストと仕事の手順、進捗状況が一目でわかる一覧にしておくようにしました。

 

振り返って、今、部下を持つようになってみて、これって大事なことだと思うんです。

小さなことに感じるかもしれませんが、こうした日ごろのやり取りが、チームの中に大きな溝を作るか、堅い絆が生まれるのかの差になりますよ。

 

そして、それは、結果としてチームの成果に現れるのです。

もし、これを読んでくれている方の中に部下をお持ちの方がいたら、円滑なコミュニケーションが取れるようにアドバイスしてあげることも、役割の一つだと思います。

 

仕事ができるというのは、テクニカルスキルだけでなくヒューマンスキルが磨かれていくことなのだと思うのです。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 

今日のしつもん

☆忙しい時ほど思いやりの心を持っていますか?

 

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