「クスコのインカ遺跡巡りバスツアー2」の続きです。
https://ameblo.jp/happylife3749/entry-12343583142.html
高山病になった私は、バスツアーからホテルに戻り
ベッドで1~2時間ほど休みましたが、
寒気と全身の関節が痛み出し、これは熱が上がっているなと。
呼吸も苦しい。深呼吸すればしばらくは落ち着きます。
いよいよ症状が悪化するから、これ以上の観光は無理か?
これからディナーショーとクスコの夜景鑑賞の後、
12角の石と14角の石を観に行く予定になってます。
これは楽しみにしていたので、出来れば行きたい!
空腹感はあって胃に何か入れたい気持ちは強く、
しかし吐き気がして気持ち悪いので食欲はない状態。
心の葛藤は続きます。
待ち合わせ時間になってロビーでガイドのリズさんに症状を伝えたら
クスコの日本人ガイド(ウエノさん)に電話してくれて、
病院行きますか?と勧められたけど
前日の夕飯抜いてることもあり胃に何か入れたい気持ちのが強かったので
薬を買ってきてもらって、それで様子を見たいと答えました。
レストランからのガイドさんはリズさんではない別の女性でした。
現地ガイドがコロコロとよく変わります。笑
フラフラになりながらレストランTunupaへたどり着きます。
食欲ないので、サラダだけブュッフェで食べました。
寿司とか肉料理とかデザートケーキとか勧められたけど一切食べれません!
レストランで用意してくれたコカ茶が1番hotで、
体を温めてくれて効き目が1番感じられました。
そこへ、日本人ガイドのウエノさんが薬を持ってきてくれました。
タクシー代3ソルと薬代2ソルで5ソル(日本円で約170円)
日本で高山病対策の薬を買うと保険が適用されなくて高くつくので、
現地で買う方が安く上がります。
薬を飲みたいから水が欲しいってガイドさんに言ったら、
薬はコカ茶で飲むものだ!と言われました
コカ茶は、自然のものなので安心だからと念を押されました。
本当か?と思いながらも、郷に入っては郷に従えで
トローチのような大きな薬を舐めながらコカ茶で溶かしながら飲みました。
舐める薬かと思ったけど、後で聞いたら飲み込む薬でした
その後、インカ帝国の都市クスコの夜景を見て写真を撮り、
美しいものを見ると元気になりますね。
薬が効いてきたのか、
12角の石と14角の石も観に行った時も、足取りは軽くなりました。
12角の石はアトゥン・ルミヨック(Hatun Rumiyoc)通りにあります。
12角の石、ガイドさんと一緒にカウントしました♪
1.2.3.4....11.12!本当に12角ある~
しかもデカイ~
14角の石は、ふたつありますが、
分かりやすい方を写真でご紹介。
宗教美術館の南西側のエラヘス通りにあります。
こちらは、小さい石です。
ピューマとヘビを石で形どった壁もあります。
感動ですね~♪
私はコレが見たかったんですよ!!
なのに、バスツアーに組み込まれてないってどーゆー事??
リマで出迎えてくれた現地日本人ガイドの三宅さんが
気を利かして手配してくれたオプションなので(しかも無料)
これは外したくなかったんですよね~
高山病に負けずに行って良かった~!
写真は、1350年頃クスコ王国を支配していたロカ皇帝の宮殿の
オリジナルのベランダだとガイドさんが言っていた気がする。
マベイホテルに帰るとホテルの部屋に電話がかかってきて、
こんな時間に誰だろうと思ったら、ウエノさん!
その後、体調どうですか?と心配してくれて電話かけてくれたんです。
薬飲んで少しは動けるようになったけど、
翌日のマチュピチュ登山は難しいかな?という気もしていて、
4:10と早朝出発だけど、朝起きた時の様子で
マチュピチュ行くか行かないか判断してもいいですか?と答えたら、
それなら今から病院行きましょうという事になり、
ホテルに迎えにきてくれて、タクシーで病院行ってきました。
海外の病院って初めてでドキドキ。
ウエノさんは、(見た目からして)20代の話好きな男性で、
スペイン語ペラペラで、タクシーの運転手にも病院のナースにも
気軽に世間話をしては陽気に笑っています。
私には会話の内容はさっぱりですが、
楽しそうにコミュニケーション取っていました。
病院では、女性ドクターとウエノさんを通して問診し、
点滴と酸素吸入と肺を広げる薬を医療用の栄養ドリンクで飲みました。
酸素吸入は、あの鼻にチューブをさすやつです!
これ、テレビで見たことあるやつー!
まさか、自分がすることになるとは!しかも海外で!!
私が点滴してる間もウエノさんは看護婦と会話を楽しんでました。笑
私はその間少し眠ったので、だいぶ良くなりました。
私が加入してた海外保険では本当は一度自分で支払って
後日帰国してから支払った額を請求するプランになってたんですが、
ウエノさん頑張りました!ただ談笑してるだけではありませんでした!
保険会社とやり取りしてくれて書類を書いたら
現地の保険会社が直接病院に支払いしてくれて、
私は払わなくて良くなったんです!
もし私が払うとなると多分500US $くらいなので
手持ちはないのでクレジットカードで支払うしかなくて
そうすると手数料がかかるから損しちゃうんですよね
ウエノさんに感謝です!
今回旅行会社STWorldを初めて利用しましたが、
こういう時の対応を見て、また利用したいなって思いますね。
写真:右側の2つがウエノさんが買ってきてくれた薬。
左側の3つが病院で処方された薬。デカイでしょ?
夜中の1時頃、病院出てマベイホテルへ戻ります。
この時間はタクシー捕まらないだろうからと救急車で送ってくれました。
←アフターサービスいいね!
ホテルも閉まってるので、非常用のボタンでホテルマンを呼んで、裏口からホテルに入りました。
ここで、ウエノさんとはお別れし、翌日のマチュピチュ行きに備えます。
マチュピチュのがクスコより標高低いから!
というウエノさんの言葉に勇気付けられ、マチュピチュ行きを決意したのでした。
続く…