私は歯磨きを、”ながら”歯磨きする人です。
テレビを見ながら、
湯船につかりながら
考え事しながら。。。
一方娘(もうすぐ4歳)は歯磨きが好きではありません。
歯磨き粉を歯ブラシに付けて歯磨き粉の味を楽しむだけが彼女の歯磨きです。
リビングルームソファーで歯磨きしていた私を娘が洗面台の前に連れて行ったことがありました。
「学校で、歯磨きは洗面台の前でやりなさい」 って言われたんだろうな、と思ったのですが、
それは一度きりだったので、娘には深くは響かなかったのでしょう。
それ以外は一貫して、歯磨きしている私を見つけると歯ブラシを取り上げます。
いつもいたずら顔でするので面白がっているだけかと思っていたのですが、
昨日は聞いてみました。
「お母さんが歯磨きするの嫌い?」
『うん、だってお話聞いてくれないもの』
鋭い!
この言葉で、私は「歯磨き」時間は自分時間になっていること。
周りをシャットアウトしていることをはっきりと自覚したのでした。
私は、人より長い時間歯磨きしているので「お母さんは歯磨きが好き」と
歯磨きを日常のものとすり込もうとぐらい思ってましたが
全く逆効果だったようです。
何度も同じことを繰り返す行動には強い思いがあるんですね。
子供の前にいる時は、
『自分をしっかり見てお話を聞いてくれるお母さん』 でいてください、ってメッセージを
ようやく受け取ったおかんでした。