7月3日、4時16分ごろ、
かに座で新月を迎えます。
今回のかに座新月と、
7月17日のやぎ座満月は、
日食、月食を伴う新月です。
普段の新月・満月よりも
圧倒的に大きなパワーが伴いますし、
影響も半年間続くといわれています。
特に、月食も日食も観測できる地方では
影響がさらに強くなります。
日本では、今回の新月では
観測できませんが、
7月17日の満月では部分月食が
中国地方の一部や四国の一部、
九州、沖縄などでは観測できるそうです。
日食、月食は、
心と体の浄化
リセットする
不要なものは終わらせて
生まれ変わる
という意味があります。
夏至の星読みの時に、
夏至をきっかけに
集合的無意識や
目に見えない世界との
つながりがとても強くなると
書きましたが、
今回の新月でも
そういった力が強く働いている
星の配置となっています。
2週間前の射手座満月でも、
月は1ハウスにありました。
1ハウスは、「自己」の場所。
自分のアイデンティティとか、
自分にスポットをあてるとか
そういう意味の場所で
今回のかに座新月は起こります。
かに座は、心地よい基盤を作るとか
養い育てるという意味があります。
「自分の心を養い、育てましょう」
というのが、今回の新月の
基本テーマです。
最近の新月、満月、四季図を読むと、
そんなテーマが続いているなと
思います。
そこに、11ハウスという未来や希望を
あらわす場所にある天王星が
協力体制をとっています。
天王星は「ブレイクスルー」を
意味する星。
自分の枠をとっぱらって、
自分のアイデンティティを確立していこう、
それで希望の未来が見えてくる
そんな配置です。
今回の新月では、
うお座にある海王星が、
多くの星と結びつき、
天上で糸をひいています。
海王星は、境界をあいあいにして、
溶かしてしまう天体。
かに座にある太陽、月、
ドラゴンヘッドと
調和の場所にあります。
かには外側に固い甲羅をもっていて、
自分の身体の内側をガードし、
守っています。
そんな外側の固い殻と
内側のやわらかい部分との
境界をあいまいにしていまうのが海王星。
「外側の殻をぶち壊しちゃいましょ!」
と天王星がいい、
「外側の殻を溶かしちゃいましょう!」
と海王星が、
かに座の太陽と月に語りかけてます
天王星も海王星も
方法はどうあれ、どちらにしても、
「外側につけている仮面は、
もういらないですよ」
って促しています。
過去生の魂の経験とかしがらみ、
それを徹底的に壊して、
新しいものに変えて
後々、ずっと残せるようなものにしていく
そんな意味の冥王星、土星、テイルが
7ハウスにあり、
客観的な視点とか
外側から見られている仮面の部分が
問われているように思います。
外側から見られている自分と
内側の心のあり方は
ちゃんと一致しているのか…
本音と建前を使い分けることが
通用しにくくなるのではないかと
思います。
自分のことをもっと知って
心の基盤を整えていく、
個人としての自分の軸を
しっかりと養い育んでいく。
そんな新月のホロスコープです。
みなさま、ステキなかに座の季節を
お過ごしくださいね