人生ぶらぶら 淡河宿本陣跡でランチを | 感動はひとつづつ

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2022年1月24日、古い建物が新しい、兵庫各地のレトロ建築への初もうで。歴史や文化を町と共に育んできた建物が、カヘェや宿として再生。懐かしさの中の新しい感性を訪ね歩いてきました。700棟を超える茅葺きの建物が残る神戸市北区、中でも里山の景色が広がる、淡河町に・・・いにしえの面影残す憩いの場 淡河宿本陣跡でランチを頂きます

 播磨地域と有馬温泉を結ぶ、旧湯の山街道

  旧湯の山街道沿いにある淡河宿本陣跡

  淡河宿 本陣跡 (神戸市北区淡河町淡河792-1 ☎078-219-3460)

江戸時代、参勤交代の大名や貴人が宿泊した本陣。豊臣秀吉が整備したとされる淡河宿

本陣として指定された大庄屋の村上邸宅が60年以上もの空き家時期を経て、現在に蘇りました。

  表門の暖簾をくぐり庭園へと・・・

  開放的な縁側でも頂けるようです

 お庭をちょっこと見学

  広縁は歩くと音が鳴る「うぐいす張り」になっています。

  茶室へと続く廊下 廊下前の庭園も見事です。

  お庭を一周し、店内へと・・・

  2015年から地元保存会による改修が進んで復活。併設カフェ「本陣なな福」でスィーツも頂けます

 中庭へと続く通路

 南座敷

 北座敷 ホームこたつで頂く事もできます。

 中庭  土蔵の外壁は、黒と白の幾何学模様の「なまこ壁」に・・

  衣装蔵と米蔵 未使用新品や中古の雑貨・アクセサリー等が販売。

  食事後に中庭の縁側でゆっくりスィーツを食べるのも又最高・・

  薪ストーブも明々と・・・

  納屋にはテーブル席が・・

 本陣の名物は、蒸鯖寿司。町内産の黒味噌を使った2種の味を楽しむ、蒸鯖寿司味比べ1650円鯖寿司4貫に小鉢4品を期待。予約が入り完売に・・・仕方なく、シラス・明太子釜めしに・・・

  小鉢(胡麻豆腐・蓮根はさみ揚げ・ふろふき大根・ごぼうきんぴら・エノキ等々)

  味噌汁

  玄関から表門の暖簾を・・

 

ランチ後は「かやぶき」の魅力を求めて・・・

  

  北僧尾(きたそお)農村歌舞伎舞台 (神戸市北区淡河町北僧尾1682)

 道路から、かやぶき屋根を・・・兵庫県指定重要有形文化財  2014年に茅葺屋根の修復工事が完了

  北僧尾の鎮守である厳島神社境内に北僧尾農村歌舞伎舞台は立っています

鳥居前の一対の石灯籠・・・天明四年(1784年)と、読める

  厳島神社・・・本殿!

  北僧尾農村歌舞伎舞台は、江戸時代末期から明治時代にかけて日本の全国各地で建れた農村歌舞伎舞台の一つです
この建物は安政六年(1777年)の墨書が鏡柱に残ることから、現存する歌舞伎舞台の中では最も古いものして注目されています
一般に舞台は神社境内に建てられることが多く、奉納芸能であったことがわかります(案内板から)

農村舞台は全国に1000基以上残っていますが、約10%が兵庫県内に存在しています。

  突出部は”チョボ床”と言われ義太夫・三味線の座で舞台用に造られたもの 木組みで当初からあったことが解ります

  正面下部にある横板は”バッタリ”と言われ平素は雨戸として使い、上演の時は前方に倒し、舞台を広く使えるように「ちょうつがい」で結合されています

続いて、かやぶき屋根の南僧尾観音堂へと・・・

  南僧尾(みなみそお)観音堂 (神戸市北区淡河町南僧尾560)

  石碑・・・奉納、四国八十八番・西国三十三番 善光寺同行・・明治二十三年と微かに

 庫県指定重要有形文化財の南僧尾観音堂は、室町時代後期に建てられた茅葺きのお堂です。堂内で見つかった木札にお頭(堂守)当番日記に延徳元年(1489年)から天正十二年(1584年)までの御頭行事があり、が記録されるなど、地元住民のみなさんに代々大切に守られてきました。

  小高い斜面の上は、新善寺霊域となっています

石段の先に鎮守・・・御神燈 文政元年(1818年)

  明神礼拝所と微かに読める

   脚気治癒(五輪塔左)  大日如来(五輪塔右) 年代を感じます

 新善寺霊域から観音堂を・・・

2021年3月に修復され、美しい姿に・・・

 

通るたびに気になっていた神社へと・・

  御坂神社 (三木市志染町御坂243 ☎0794-87-3545)

  鳥居の先に、巌島社 御祭神は市杵島姫命

  能舞台の横から、境内へと進みます

  拝殿  御祭神・大国主神(別名・大黒様)

平安時代中期の延長5年(927年)にまとめられた『延喜式』神名帳の播磨国の部に「美嚢郡 一座 御坂神社」と記されている神社で、旧美濃郡(現在の三木市と神戸市北区淡河町をあわせた地域)で古くから権威のあった神社のようです。

  正面の鳥居と拝殿の間に能舞台があります。

  陰陽石 男神 子宝・安産・縁結び・夫婦円満に、ご利益があるそうです。

  本殿を横から

  本殿横に、熊野社と神明社が鎮座

  能舞台から拝殿を・・・今の能舞台は平成19年(2007)に再建された新しいものです。

  境内に、お弓神事の用意がされています

お弓祭 以前は、旧正月の〝初亥の日〟(二月の最初の亥の日)と定められていましたが、昭和55年より建国記念日である二月十一日に変更されています。

 

時間があるので

  匠台運動公園 (小野市匠台77 ☎ 0794-62-0001)

小高い山の上に、公園のシンボルドームの体育館「おのアクト」があります。山全体に桜が植樹されており、同時期に咲く雪柳の白と桜のピンクが織り成す美しい色彩美が楽しめるようです。

   公園のシンボルであるドーム型体育館の斜面に多数の桜が植樹されており、満開時期もう一度訪れたい場所になりました。

  小高い丘から眼下を見下ろす

  周囲はつつじ等色んな植物も植樹されています

  体育館へと・・・

  体育館周囲はジョギングコースになっており桜並木にもなっています。

  体育館正面玄関

  広大な芝生広場・・・よく食べ、よく歩きました