語り部と歩く熊野古道 伊勢路 12回目 2日目 | 感動はひとつづつ

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2018年5月26日~27日、熊も古道12回目最終2日目です。

今日の行程は熊野那智大社、熊野古道通り峠、丸山千枚田、熊野大社へと・・・

   朝食はバイキング

  果物とヨーグルトは多めに・・・

 ホテル浦島乗船口玄関

  ホテルにお別れ勝浦港へ・・・

  勝浦港到着

熊野那智大社へと・・・

  467段におよぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約330mに位置し、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をお祀りされています。伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる夫須美神は、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様また、諸願成就の神としても崇められています。

  階段、中ほどにある一つ目の那智大社の鳥居

  アジサイの咲く階段を上っていきます。

  二つ目の鳥居を上ると・・・

  社殿は修復中です。 朱塗りの社殿を見ることができません。

社殿は、仁徳天皇の御世(317年)に現在の位置に創建され、平重盛が造営奉行となってから装いを改め、やがて、織田信長の焼討に遭ったのを豊臣秀吉が再興しました。徳川時代に入ってからは、将軍吉宗の尽力で享保の大改修が行われています。

  内部は朱塗りで美しいです。二礼二拍手一礼でお詣りします。

  那智大社宝物殿

  八咫烏(やたがらす)は熊野の神様のお使いである、三本足の烏です。
より良い方向へ導く、お導きの神様とされ、熊野那智大社の境内にある御縣彦社(みあがたひこしゃ)でお祀りされています。正面には八咫烏の銅像が・・・。

  拝殿前に巨木が・・・

  樟霊社(しょうれいしゃ)・・・・平重盛の御手植えと伝わっています。

樹齢約850年の樟を御神木としてお祀りされています。
幹が空洞化しており、護摩木(300円)を持ってお入りください。と・・・

  中に梯子が・・・

  空洞化した幹から見上げる・・

  樟霊社・・幹上から眼下を・・・

 証誠殿(那智大社本殿)

  隣にある、青岸渡寺へと・・・こちらも修復中です。

那智山青岸渡寺は、一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が、永延2年(988)に御幸され、西国三十三ヶ所第一番札所として定められました。如意輪観世音像は、仁徳天皇の時代(4世紀の頃)、インドから那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけ、本尊として安置した言われています。如意輪観世音を祀る本堂は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しており、2004年7月には、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

  さすが青岸渡寺、厳かで気品が漂っています。

 本堂後方には、那智の滝との調和が美しい朱色の三重の塔がそびえ立っており、必見のフォトスポットとなっています。

  ズームで那智の滝を・・・「那智の滝」は、高低差133メートル

  つつじが咲く石垣の傍を通り集合場所へ・・

  下り途中に朱塗りの仁王門

  下り途中、観世音菩薩さまが・・・

  みやげ店が並ぶ石段を下ります。

 通り峠地図

 昨日歩いた風伝峠の麓で、本宮へ向かう本宮道と吉野方面へ向かう北山道に分かれます。私たちは通り峠、北山道へと向かいます。世界遺産登録の対象ではありませんが、古くから生活道として使われ、海の幸と山の幸が行き交った道です。 11時21分

  コンクリートの坂を登るとすぐに石ころがごろごろしたヒノキ林に入る。

  少し狭いですが、約800mの石畳道が残っています。

 江戸道。 石質は神木流紋石

  明治30年頃まで商人が多く通っていた。 06/21位置

  土砂崩れの跡に橋が架けてあります。

  炭焼窯の石積みが残っているなど、かつての山の暮らしがうかがえます。100年前まで使われていたと。

  古道脇に真っ赤なキノコが・・・

  両脇をシダに縁取られた石畳道を上っていきます。

  七曲りを登る。

  七曲りを登る。

  峠からは太平洋が望めたそうですが、今は木々が生い茂り望むことができません。

  ちょっとゆっくりしていると前を行く人の姿が見えません。

  大急ぎで追っかけます。

 通り峠到着。12時11分 気持ちの良い風が吹き抜けます。風がよく通るので「通り峠」となったと、語り部さんが・・標高390m

  風通しの良い峠に、嘉永4年(1851年)建立の子安地蔵が祀られています。

  子安地蔵 赤ちゃんを抱いたお地蔵様。 

  通り峠東屋で小休憩後、出発です。

  Sの字を描くように下って行く。

  18/21位置を下る。

   県道に出てきました。

 県道をしばらく歩くと・・・

   丸山千枚田展望台につきます。 12時40分

  山腹に築かれた約1平方kmの見事な棚田と山並みが一望できます。慶長6年(1601年)には2,240枚の水田があったと記録されています。

  今はオナー制になっているそうです。1年間3万円で田植え、稲刈りなどが体験できるそうです。

   展望台からワイドで・・ここからの千枚田の眺めは素晴らしいです。

   千枚田へと下っていきます。

  丸山千枚田の高低差は150m。今は1340枚あるそうです。

 

  

 

  

  あぜ道にアジサイが・・・千枚田とアジサイの風景

 丸山千枚田の中の道を歩きながら、里山の暮らしが息づく風景を堪能することができます。

  千枚田の中ほどにある見晴らし台へと下っていきます。

  見晴らし台ににて昼食です。 13時16分

  棚田の田んぼの中で一番小さい田んぼ。1340枚の一枚です。三株植えてあります。

三株で茶碗二杯のお米が取れるそうです。

 棚田に咲くささゆり

  大石・・丸山千枚田の景色に大きな安定感を与えてくれます。

  アジサイの咲く道を・・・

  語り部さんが振り返って下さいと・・最後に千枚田を望む。

  千枚田・通り峠入口」到着 バスが待ってくれています。  14時13分

  車窓・・北山川と熊野川の合流地点

  熊野本宮大社到着 お詣りです。

参道入り口の鳥居は、神が宿る神域と人間が住む俗界との結界を表しているそうです。

また参道の中央「正中」は神様のお通りになる道なので、右端を登り、左端を下るのが作法だそうです。

  杉木立の中、「熊野大権現」の奉納幟が立ち並ぶ158段の石段を、一歩一歩上るにつれ心は静まり、神域へと近づいていくそうです。

 正面に神門が見えてきました。

  熊野本宮大社 神門 正式参拝です。 宮司さんにお祓いを受けます。

  境内は撮影禁止のようです。知らずにワイドでパチリパチリと・・・

左から・・・西御前(結宮・第一殿) 夫須美大神

中御前(結宮・第二殿) 速玉大神

証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神(素戔嗚尊)

東御前(若宮・第四殿) 天照大神 とお祀りされています。

  宝物殿

  参拝後は祈りの道を下ります。 15時53分

  車窓・・・対岸に祝2050の文字が・・・

語り部と歩く 熊野古道 伊勢路編 12回無事終了で~す。