縦の関係、横の関係。どちらが好み? | 身近な心のメンテナンスルーム Clover of life.@品川駅徒歩5分

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アメリカの大学院で心理学を学んだ女性カウンセラーがカウンセリングと動かないヨガ(リストラティブヨガ)を提供する東京の品川にある身近な心のメンテナンスルームClover of life.の公式ブログです。

岸見一郎, 古賀史健共著「嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え」を最近読んでいます。



フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アドラーの思想(アドラー心理学)をまとめた本です。



対話形式なので読みやすいです。



アドラーの教えに、対人関係を「横の関係」として捉えるのがあります。



他者は同じではないけれど対等という捉えです。



年齢や職業、性別、育った環境/今ある環境、国籍、価値観、性格、経済状況など



同じではないけれど対等にある関係。



対等にあるのでお互いの違いを受け止めやすくなります。



その反対が「縦の関係」です。いわゆる上下関係が発生する関係です。



縦の関係では、自分が他者より上か下か、自分を他者より高く見るか低く見るかが生じます。



自分と他者との間に比較が生まれ、劣等感や優越感が発生します。



お互いの違いを受け止めることが難しくなります。



多くの対人関係を縦の関係で捉えることが多いかと思います。



家族、職場、学校、習い事など。特に親子関係。



縦の関係でみると、親は自分の主張や意見などを子どもに押し付けたくなります。



その反対もありますよね。



子どもは自分の考えや要望などを親に押し付けたくなります。



小さい子は仕方がありませんが、10代以降の年代ではトラブルが起きやすくなります。



言い争いや無視するなどのトラブル。



横の関係でみるとどうでしょう?



同じではないけれど対等な関係。



異なる意見や主張、価値観、考え、行動を持つ親/子ども。



異なるもの/違いを受け止め、お互い妥協できることを探すかもしれません。



いい意味であきらめが生じるかもしれません。



トラブルが起きる可能性は低くなるでしょう。



縦の関係、横の関係。あなたはどちらが好みですか?



 

 

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