40代も後半となり、子育ては一区切り。

  ここ数年は自分の好きな習い事をしながら今後の自分の生き方に目が向くようになってきました。

    娘が頑張ったり、時には悩んだり、成長する姿を見ている時は親の気持ちですが、自分の親世代をみるといろいろと思うことも出てきましたニコニコ

 

   姑は同じ敷地内に妹家族と住んでいます。主人は長男なのですが、東京で主人が働くと決めた時に話し合って決めたことだそうで、私と知り合う前からその生活だったので、まだまだ元気でいらっしゃいますが、近くに娘家族がいてくれるので安心しているのがわかります。

 

    私の母はというと、昨年末、妹家族との同居を決めました。それまで週末、定期的に母の好きな食材等を持参し話相手になればと顔を出していましたが、高齢で一人暮らしを不安に感じている母は同居をしてくれる妹家族と住むことを決めたのです。

 

    私には事前に何の相談もなく、事後報告でした。

 

    突然実家にわずかに置いてあった私や娘の私品等を引き取るよう言われた時はショックが大きかったのですが、最近はこれで良かったのだと思うようになりました。

 

   そんな母ですが、母こそ同居は絶対したくない派でした。実の娘といえ、生活リズムは違います。一人暮らしの快適さを知っていた母が同居を考えるようになったのは80代前後、体力気力がかなり落ちてからでした。施設にだけはどうしても入りたくない、が同居の決め手でした。

 

    実際、私は親の介護が必要(=施設に入らないと無理な状態)になった時は、1人で頑張らずに公的サービスを借りた形での介護を考えていました。施設に入る必要がないなら、平日週末に限らず通いで顔を出して。長期で泊まることはあっても主人や娘を巻き込んでの同居は選択肢に入れていませんでした。そういう話を母としたことはありませんでしたが、母は自分の希望を叶えてくれるのは私ではない、とわかっていたのだと思います。

 

   姑も母と同年代ですが毎週プール、健康麻雀、英会話をしています。それでも最近は地元より外に出ることはなくなりました。

 

   姑は若い頃、同じ敷地内に住む両親の介護をした経験から、自分に介護が必要となった時に延命治療をしないほか、公的サービスを利用するよう口酸っぱく言い続けてきました。親の介護で夫婦仲が悪化した経験もあり、自分と同じ苦労を子供世代にさせたくないのだそうです。経済的には恵まれていましたが、実の親でも介護は相当大変だったようです。

 

    老いに対する受け止め方、生き方は親世代でもそれぞれで、なるようにしかならないと良い意味で諦め、今出来ることを楽しんでいる人もいれば、悲観的な人もいます。

   

   自分が親世代になった時、心身共に老いることは防げませんが、自分の老いをどう受け止めるか、少しずつ準備をしたいと思いますお茶