GWも後半となりました。昨日日中電車に乗ったら、スーツケースの方、ベビーカーや小さな子連れの方が多いことウインク

    

    狭い車両でスーツケースやベビーカーに挟まれて立つのは正直辛いと感じる場面もありますが、旅行者の方には経済を回してもらい、小さな子供のためにパパママが出かける大変さを経験した身としては、親子のお出掛けも楽しんできてほしいな、と思います。

 

    さて。新生活が始まって一月が過ぎました。

    数々の受験を経て大学を卒業し社会人になると、これで親の務めは終わったなと思う方も多いと思います。

 

    ですが、ネットなどで退職代行業者の記事をご覧になった方も多いかと思います。

 

    ある代行業者では、初出勤から一週間経たないうちに退職手続きの依頼が過去最多で来ており、件数だけでなく、退職までの期間も最短記録を更新しているようです真顔

 

    私は会社で採用面接も担当していますが、うちの会社も例外ではなく、1ヶ月待たずに5名の若者が離職しました。

 

    でもこれって新人だけの話ではありません。

 

    GW前に30代の中堅の子と話したら、同世代の半数くらいは転職サイトに登録していると言うのです。今すぐ辞めたいからではなく、とりあえず、でも状況によっては、ということなんだと思います。

 

 

    就職説明会やパンフ、面接での話と実際働いた時とのイメージが違った

 

    その記事で若者が退職した理由として挙げたものです。

 

    具体例の中には社員として採用と言われたのに派遣採用だった、等それは退職もやむ無しという例もありましたが、このイメージと違った、は雇う方にするとなかなか対処が難しい問題だと思うのです。

 

    働いてる方なら全員そんなの当たり前と思うでしょうが、働いていればイメージと違うことなんてあるのが当たり前です。

 

   退職や転職が悪いとは思わないですし、その後自分に合った仕事、場所を見つける方もいますし、フレックスや在宅がコロナを契機にかなり浸透してきたので、仕事に対する価値観も多様化してきています。

 

    選択肢が多いというのは若者にとっては良いことですが、そうした時代、環境の中で自分がどう生きていくか、それが教育の先にあるものだろうと思っています。

 

    そんなことを思っていたら昨日は慶応卒の子が自分の生き方を大切にしたくて、正規雇用で働くのをやめ、非正規雇用を選択して働いているという別の記事を読みました。

 

    正規雇用=責任が重くて不自由、非正規雇用=自由度が高いというイメージ

 

    私世代の非正規雇用者は、責任も自由度も正規雇用と同レベルなのに給与、処遇、福利厚生で差別され苦労されている方が圧倒的に多いです。

 

    非正規雇用で本当に自由度の高さが維持できたとしても、その分収入面、生活面で親の協力や理解が必要となるケースもあるでしょう。

 

     正規雇用か非正規雇用か、の切り口だけではなく、実際には働く会社による差が大きいと思うのです。

 

    ネット社会、情報過多の世の中なので、何事も事前に調べて検討した上で選択しても、実際に思っていたことと違うことは出てきます。

 

    自分のイメージと違うと思っても、経験を積むことで見える景色が変わることもあります。

 

    どういう選択をするにしても、イメージと合ってる合わないだけでなく、一定期間実経験を積むことが大切だと思います。

 

    そして。仕事が出来る人と学歴は必ずしもリンクしません。

 

    親も本人も受験勉強、進学をするのは就職や起業を見据えての方が大半かと思いますが、会社や社会に多様性を求める視点だけではなく、社会で働く側にも環境への耐性、柔軟性が求められます。

        

     会社の採用担当者として、親世代として、本当の教育は社会に出てから問われるものだと感じています。