会社の昼休み、トイレで歯磨きをしていると若い女性から声がかかりました。
「突然声かけてすみません。○○課の✕✕です。mikuさん、最近痩せられました？」
歯磨きの最中に声がかかって慌てて口をすすぎました
同じ部署にいるスタッフでしたが、私の直属の部下でないことと、部署内には100名超の人数がいるためすぐにわからず。
彼女からすると、部署の管理職で女性は私だけなので名前を知っていたようです
３０代の彼女からすると、直属の上司でもない私に声をかけるのはためらっていたようですが、年々自分の体重増加が気になっているところに、最近きれいに痩せた私を見て話を聞いてみたいと思ったそうです。
こんな時、痩せようと思ったきっかけは好みの服や水着を着るため、とか
憧れの芸能人に会うため
、なーんて女性らしい理由が言えると良かったのですが、私の場合は昨年の病気がきっかけです
そこは正直に話し、自分の体を労る気持ちを持つようになったこと、そこから食生活の見直しをしたことを伝えました。
痩せるための情報は巷に沢山あふれてて
糖質制限、運動、○○ダイエット、いろいろありますが、
自分の性格や生活をよく考えて、私が一番大切にしたことは、
すぐに結果が出なくても、自分が痩せた後も継続できる取り組みをする
ことだと伝えました
私の場合、効果が高いと知りつつも、糖質制限やスポーツジム通いは続きません。
毎日出来ることとなると、食事の量や質を変えることくらいでした。
最終的には自分の基礎代謝に見合う食事をする、というシンプルな結論にいたったのです。
自分に合っていた小さな取組みをいくつか伝えると、彼女はうれしそうにメモを取り、その中で自分も興味のあることをやってみます、とお礼を言って自席に戻っていきました
彼女は３０代で子供を2人抱えたシングルマザーです。
今は仕事と子育てでいっぱいいっぱいのはず。
それでも痩せようと思って、人に話を聞くなんて行動力ありますよね
痩せることも大切かもしれないけれど、まずは頑張ってる自分を褒めて労ってあげてね、と最後に伝えました。
太った自分をダメだと思うのではなく、今の頑張ってる自分を褒める、労るってすごく大切です。
私が食生活を見直そうと思ったのも、自分の体に負担をかけたら自分がかわいそうだと思えたからです。
それにしても。
この歳になると部下を褒めることはあっても、褒めてもらえることなんてほぼありません。
体型がきれいになったと褒めてもらえたことを素直に受け止め、引き続き自分を労りたいと思います