いつも楽しく拝見させていただいているブログで、同級生のことをテーマに書かれていたものがあったので、つい、私自身のことも振り返ってしまいました
私自身は中高一貫の女子校育ち。学生時代に得た経験、教育、そして友人関係は今振り返ってもとても大きな財産なのですが、中高の頃仲良かった子達と交流があるかと言うと、もう何年も年賀状のみのやりとりが数名いる程度です。
会おうと思えば都内在住のため会えるのですが、学生後の生活は本当に各人バラバラで、独身キャリア・ウーマンの子、シングルマザーの子、晩婚で夫婦のみの生活を満喫している子、と共通の環境、条件の友人が1人もいません。
昨年から母校の香道の講座に不定期ですが月1程度参加するようになり、同じ学校の卒業生というご縁の中で、趣味を通じたお付き合いを楽しくさせてもらっています。
ここでも、年代や環境はみなバラバラなのですが、礼節を知る距離感(不必要なプライベートに立ち入らない)が居心地の良さだと感じています
我が家のことをブログを通じてご存知の方は、波乱万丈、山あり谷ありだよね、と温かい目で応援してくださる方が多いのですが、
私の事情や素を知ってるであろう家族や友人であっても、私(我が家)のことは優等生、問題がなくていいよね、と思う人が多いです
私は二人姉妹の長女ですが、母親は特にその傾向が強く妹を常に気にかけているので、母に私の悩みを打ち明けた記憶がありません(その分、自分の子育てでは教訓にしています)。
周囲から恵まれてる、困ってなくていいわねーと思われることは悪いことではないとわかっていますが、身近で心を許している両親とか古くからの友人に言われると複雑な気持ちになることもあります
すっかり親離れした今となっては昔のことですが、若い時はまだ青かったので、
妹ばかり心配する母親からそんなこと言われると、
「大学受験や就職の時の予備校も自分のバイト代で通ったし、試験の合格は努力の結果だし、経済的な面も当たり前だけど労働の対価なのだから、恵まれてるのとは違うでしょ。恵まれてると思うなら同じことやってみてから言ってよ」
なーんて反抗した時もありました
人間生きていればいろんなことありますよね。
私も4○年生きてきた中で、いろんな出来事がありました。
身近に打ち明けていない悩みや苦しみも、全部公開すると周りが引いてしまうかもって思える程度の経験をしたので、私自身は、どんなに笑顔で周りが幸せそうと思える人にも抱えている悩みや悲しみはあると確信しています
学生時代の友人の中には、お互いの環境が変わったことも一因で嫌われたり疎遠になった人もいます。友人から見れば私の言動に問題あり、と思っているかもしれません。
いずれにせよ、気まずい形で交流がなくなった子もいるんです。
若い時は学生時代の友人が自分に与える影響として、とても大きな割合を占めていましたが、人間関係は環境や年代、価値観の変化で自然に変わっていくんだ、ということもこの年月で学びました。
その変化を恐れたりネガティブにとらえることなく、今ではお互いが心地よいと思える人と交流するのが一番だと思っています
学生時代の友人との交流も、お互いに会いたいと思える人と、お互い会いたいと思える時に、自然に交流できたらと思っています。