娘と同級生の方は、今月二十歳のつどいで振袖を着た方も多かったのではないでしょうか。娘の同級生の方からの年賀状には、振袖を着たお嬢様とご家族で撮影した写真を載せている方も多く、素敵な年賀状を楽しく拝見させていただきました
え?我が家はどうしたかですって?
我が家の年賀状はコメントは入れますが、毎年写真なしです
私と娘があまり写真好きでないのが一番の理由ですが、今年は一生に1度のことだからとても悩みました。
でも娘に写真撮影を相談すると、勉強と日舞、バイトで忙しいし、名取の時にオークラで振袖姿の写真撮影したからいらなーい、との返事。
次にオークラで撮影するのは、師範になれた時で良いとのこと。本人なりの考えがあるようです
二十歳のつどいは、地元ではなく、母校の恩師や同級生とホテルでの会食を控えていたのですが、先月娘がプチ家出をした際に、勉強が忙しいからと本人が欠席の連絡を入れていました
ということで。
我が家は今月、娘の振袖姿を見ることはありませんでした
それでも、乾燥した今の時期は、着物の陰干しに最適な季節です。陰干しってただ日の当たらない場所で着物をハンガーにかけるだけなのですが、それでも面倒ですよね。
でも、着物に風を通すことで湿気を取るだけでなく、汚れやカビがないかチェックする役割も果たしています。
二十歳のつどいが終わり、振袖をクリーニングに出し片している方も多いかと思います。我が家は呉服屋でも着物のプロでもない、普通のサラリーマン家庭ですが、娘の振袖で初めてクリーニングや保管が必要、という方向けに、我が家の収納方法を残しますので、良ろしければ参考にしてください
振袖のクリーニング
振袖のクリーニング料金、結構高いですよね。購入した呉服屋さんによっては振袖クリーニングのサービスがついているところもあるのでそのようなサービスがあれば良いのですが、我が家はネットショップに出店している着物専門のクリーニング業者を利用しています
相場よりだいぶ安いですが、きちんとクリーニングされていますし我が家の場合、トラブルもありません。シミやカビの有無等によって、料金が違うお店、基本料金に含まれているお店、と各お店によって違いますので、ご自身の手元の振袖の状態に応じて利用するのがオススメです。
ネットショップのお店が不安な方、シミや汚れについて事前に見積りを知った上でお願いしたい等、安心を重視したい方は地元で信頼できる店舗に相談するのが良いかと思います。
着物を着た後ハンガーにつるし、汚れや汗シミがなければ陰干しして保管しても良いようなのですが、我が家は低価格なクリーニングを利用する代わりに、着用の都度クリーニングしています。
収納方法&収納場所
さてクリーニングが終わると、大抵は「たとう紙」という着物をしまう収納紙に包まれてお手元に届きます。たとう紙に包まれた状態で桐のタンスにしまえれば良いのですが、桐タンスはもちろん、そもそもたとう紙が入るようなタンスもない、という方も多いかと思います。我が家も同じです
着物を湿気と虫から守るために、我が家は不織布ケースとプラスチックの大きめの衣類ボックスを併用しています。普段使いの着物はプラスチックケースで保管していますが、今回振袖を保管している不織布ケースを紹介します。
中の振袖を出して
不織布の収納ケースに移動。たとう紙より軽く丈夫で着物の柄も一目でわかります
不織布ケースのまま収納しても良いのですが、我が家は複数枚あるため、更に不織布のボックスに入れてクローゼットの上に保管しています。着物の大敵は湿気と虫です。湿気&虫対策はネット検索すれば沢山出てきますのでそれらを参照してください。
その他クリーニング屋さんから着物が届いた時、保管する前に着物に挟まっている白い紙を抜くのを忘れずに。普段着物を着ないと成人式以降、そのまま放置されがちですが、紙が挟まっていると湿気をおびてしまうからです。
ただ、この白紙、実は役立つこともあるので我が家は捨てずに保管しています。何に役立つかというと、着物のたたみシワ対策です
普段着物を着ない人ほど、いざ着ようという時に着物の保管の仕方が悪かったのか、着物にたたみシワがついて困った、なんてことあります。
たたみシワはなかなか取れないため、業者に依頼するパターンが多いですが、クリーニング代と同じくらいの料金がかかります
よく自宅で出来る対策として、最も一般的なのが、「当て布をして軽くアイロンする方法」と「市販の着物スプレーを使う方法」です。ですが、注意されている通りにアイロンをかけてもほとんどシワは落ちませんでした。
そんな私が試して一番効果があった(シワが取れた)のが、この白紙を使ったアイロンでした。※参考とした記事を下に掲載しておきます。
デリケートな着物ですので、クリーニング同様、不安な方はお金をかけてもプロに頼みましょう。自分でアイロンする場合も、かける前に支障のない部分でアイロンしても問題ないか確認してから試してみてください。
という訳で、着物を収納する前に外した白紙、とっておくのオススメです
(参考記事)