朝、通勤前にテレビを流していると、今週日大アメフト部員の薬物所持報道が続いています。
日大は汚職事件後に卒業生の林真理子さんが理事長に就任し、イメージ回復を図っている途上での事件でした。
たった1学生の事件でも、日大、と頭につくことで、大学は立ち直れないほどイメージダウンした印象です
在校生、そして沢山の卒業生の方の気持ちを思うといたたまれません。
私の知ってる卒業生には魅力的、優秀な方も沢山いるので余計にそう思うのかもしれません
日大側の事件、記者会見への対応のまずさを問題とする意見は沢山ありますが、
この報道を見て、私が思い出したのは就職活動での採用面接です。
今年も私は新卒採用の面接官をしました。
今の若者は優秀です。面接も事前の練習が徹底されていて、明らかに変と感じる人はまずいません。これは他の面接官も大半が同様の感想を持っています。
今の若者世代は、表向きはみ出ている子はいません。
それでも、大麻に絡む犯罪で一番多い世代は20代。
その割合も増加傾向にあります。興味本位で気軽に入手できることが、ハードルを下げてるようです。
そして、今は見かけもごく普通の好印象の学生が手を出します。
実際、報道されている学生も周囲の評判は良かったようです。
危険なもの、違法なものに手を出さない、こういう基本的なことを教える、理解させるって数学を教えるより難しいです。
娘の中高では薬物の危険性について授業がありましたが、結局は本人の自覚に頼るしかありません。
今時の若者は、と世代で一括りにする考えは好きではありませんが、娘を含む若い世代と接すると、いろいろ感じることが多いこの頃です。