受験って、受験生本人も大変ですが、見守る保護者も大変ですよね
最近の記事で印象深かったのがこれです。
私は林真理子さんの本は読んだことがなく、子供の頃アグネス論争で話題になった人、くらいの記憶しかりありませんでしたが、日大の不祥事事件後に理事に就任された頃からネットでよく拝見するようになりました。
今回の相談内容に対する林真理子さんの回答はさっぱりしてて、それなと思うものでした。
受験や進路に悩むと、つい周りの同級生と比較したくなる気持ち、わからないでもないですが。
私の経験上、百害あって一利なし、です
自分の子供の成績が同級生より良かった場合でも、ライバルはその同級生ではなく、志望校です。受験はもちろん受験生同士の競争ですが、結局は本人が学校の合格点を取れるか否かだけです。
今回のケースのように、自分の子のライバルの同級生が気になり、成績や学習方法、併願校を参考にしたい、と思うかもしれませんが。
能力や性格が違う同級生の話をそのまま子供に当てはめることは出来ません。
今の塾の勉強で何故成績が上がらないのか、苦手分野の克服をどうすればいいかは、同級生でなく、「自分の子供」の成績と学習状況に意識を向けるべきです。
保護者がその分析や対応が出来なければ、同級生より、塾に相談するのが一番
娘の高校の卒業式の時、進学が決まった仲良しの同級生の保護者の方と話す機会がありました。その時、初めて娘の同級生達がどんな塾に通い、どんな勉強をしていたか教えてくれました。
うちの娘、同級生達が通っているメジャーな塾ではありませんでした
娘が周りの子の影響を受けず、勉強に専念できる環境を優先して正解でした
優秀な同級生は、必ず存在します。
東大に行っても理3に行っても上には上がいます。
東大ですら、世界ランキングだとトップ10にすら入っていません。
親が他の同級生を見て一喜一憂したところで、受験生の我が子に良いことは1つもありません。
以前、受験生の子供が親に望むこと、を大手予備校の資料で見たことがあります。
・不安や苛立ちをぶつけないでほしい
・応援してほしい
・必要な塾代、受験料を出してほしい
・自分に余裕がないとき、穏やかに見守ってほしい
つまり、口は出さず、必要な金と適切な対応をしてほしい。
そういうことです
ということで、もし根掘り葉掘り子供の成績を聞いてくる保護者がいたら、
敬して遠ざける、これに尽きます
「そういう話、主人からするな、と厳しく言われてるの」
あるいは
「うちの子、成績さっぱり教えてくれないのよね」
保護者同士は「苦労」を共有しても「成績」を共有するのやめましょう
それが何より保護者のストレスを軽減してくれます。